日本の太平洋沿岸を北上する暖流の黒潮と、北米大陸の大西洋沿岸を北上するメキシコ湾流は、上空の偏西風(ジェット気流)を介して結び付いていると、お茶の水女子大や東京大、海洋研究開発機構の研究チームが15日付の米科学誌サイエンスに発表した。海水の熱を運ぶ水蒸気が偏西風により移動するためで、日本列島東方沖と米東海岸沖の海面水温が数年から十数年間、同時に上がったり下がったりする同期現象を発見したという。
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 偏西風で海面水温が同時に上下=黒潮とメキシコ湾流―お茶大・東大