【ワシントン時事】米国務省のモイ筆頭国務副次官補(東アジア・太平洋担当)は28日、「朝鮮半島の非核化に向けた取り組みは米国の最優先課題だ」と強調した。その上で、直接北朝鮮側に対話を働き掛けていると述べ、核問題の外交解決を目指す考えを改めて示した。米シンクタンクのシンポジウムで語った。  対北朝鮮外交について、トランプ前大統領と北朝鮮の金正恩総書記が「完全な非核化」で合意した2018年のシンガポール共同声明や、南北対話をうたった同年の板門店宣言、北朝鮮が「核計画放棄」を約束した05年の6カ国協議共同声明が基礎になると指摘した。  一方、モイ氏は「米国は、北朝鮮による最近の弾道ミサイル発射を懸念しており、非難する」と表明。弾道ミサイル発射は国連安保理決議違反だと主張した。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 朝鮮半島非核化、最優先課題=弾道ミサイル発射非難―米高官