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《Haglöfs/ホグロフス》

北欧の国、スウェーデンの人々の根底には"多すぎず、少なすぎず、自分にあった物や量をよし"とする考え方、Lagom(ラゴム)が浸透しており、スウェーデンの哲学を表す言葉として昨今、注目を集めている。

この哲学が根付いているからか、ファッションアイテムに限らずスウェーデン製品の全般に感じられるのは、過度な装飾を避けたシンプルさや機能最優先でつくられた高い実用性。

今回は、そんなスウェーデン製品の高い評価を牽引するアウトドアブランド《ホグロフス》を紹介したい。

 

1914年にスウェーデン・ダーラナ地方にあるトーションという小さな田舎町で、ヴィクトル・ホグロフが手縫いのバックパックを完成させたことから《ホグロフス》の歴史はスタートする。

1916年には『Wホグロフ リュックサックスファブリック トーション』として、正式な会社を設立し、本格的にバックパックの生産に乗り出した。

1919年には初の専門工場を設立、そして従業員の雇用を開始。その後も新たなバックパックの開発・改良に邁進し、徐々にバリエーションを拡大。

農夫や林業従事者、ハンター、漁師、鍛冶職人など、過酷な環境下で使えるバッグを必要としていた人々を中心に支持されていくこととなる。

 

1950年にはヴィクトルの息子、ハンスとルドルフが家業を受け継ぐために入社。

1973年にはテントや寝袋を扱う会社『マンバイス』との合弁によって、スウェーデンを代表するアウトドアカンパニーへと成長した。

そして1993年に開発・発表した画期的なバックパックが、その名の通り抜群のフィット感を誇るバックパック「タイト」だ。

この「タイト」は世界的なヒットを記録し、ブランドの知名度を世界規模に押し上げた。

 

1995年にはアパレルラインの生産をスタート。

また、整形外科医と共同で、ハイキングブーツライン《トゥーゴー》の開発にも着手する。

2006年からは、ISPOアワード、アウトドアインダストリーアワードなど、今日に至るまで数々の製品が世界的なアウトドアアワードを受賞。

2008年には環境への取り組みが認められ、"ブルーサイン"認証を受け始める。

 

また、バックパックのベストセラーモデル「タイト」が発売以来、売り上げ100万個という快挙を達成した。

写真のバックパック「リム タイトライト」は、そんなブランドを代表するベストセラーモデルを、さらに進化させた注目作。

スウェーデンの哲学であるLagomを体現した、使い心地のいいバックパックとなっている。

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情報提供元: men's FUDGE
記事名:「 【H】Haglöfs