沖縄は独自の料理文化が根付いているため、多くの飲食店や食堂があります。

その中でも、沖縄ならではの沖縄そばや古民家風食堂は、地元の人のみならず観光客にも人気があります。

今回は、うるま市にある沖縄料理や古民家の雰囲気を楽しめる食堂をご紹介します。

沖縄でローカルソウルフード楽しもう!

沖縄でのソウルフードといえば「沖縄そば」ですが、さらにローカルなソウルフードである 汁物(おつゆ)食文化 というものをご存じでしょうか?

「沖縄そば」や「沖縄のおつゆ」は、飾らないシンプルな出汁が魅力です。日本特有の文化「出汁」は沖縄でも強く根付いていて、実は観光客や地元の人に人気なんです!

ここでは、 「沖縄のおつゆ」をメインメニューにしている古民家食堂「ちむぐくる」 についてご紹介します。

沖縄を感じることのできる素敵な古民家食堂で、定食の味もおいしいと評判ですよ。

https://tabelog.com/okinawa/A4703/A470302/47030255/

古民家食堂「ちむぐくる」

アクセス

那覇空港からの経路

  • 那覇空港→那覇西道路/国道58号→県道82号から古島の国道330号へ→沖縄市登川の沖縄北インター線/県道36号まで国道330号と沖縄自動車道を進み、沖縄北ICで沖縄自動車道を出る→うるま市与那城照間の目的地まで沖縄北インター線/県道36号を進む(40.4km)

交通手段と所要時間

  • 市街地からやや距離があるので、レンタカーがおすすめです。
  • 那覇空港から車で約50分のところにあります。

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基本情報

  • 電話:090-1942-2341
  • 営業時間:11:30~15:00
  • 定休日:毎週月・火曜日、第3日曜日
  • テイクアウト:可能
  • 住所:〒904₋2301 沖縄県うるま市与那城照間1699

ちむぐくるの目印となる看板

集落内をぐるぐると約10分。看板と駐車場に「ちむぐくる」の文字!やっと見つけました!

お手製の看板からして、アットホームなにおいを感じます。見つけた時の嬉しさは半端なかった!

目的であるごはんを食べることよりも、見つけたときの喜びの方がつい勝ってしまいそうになります。

場所を探し当てる楽しさもある、そんな隠れた名店です!

古き良き沖縄の古民家をそのまま食堂に!

入口に向けて狭い路地を行くと、2匹のシーサーがお出迎えしてくれました。

門から入れば「ザ・沖縄」ともいうべき、懐かしさを感じるような外観の食堂が現れます。

何かここだけ、時間がとまっているような感じで、不思議な感覚もある。古民家をリフォームしているのかな・・・。古き良き感じの建物で色も鮮やか、おしゃれです。

素敵な石畳に、フクギ並木と琉球泡盛を熟成させる瓶が並んでいます。石畳は、琉球文化でもあるミンサー柄をイメージしたもので、この発想はいままで湧かなかったですね!

琉球文化をふんだんに使ったおしゃれな外観になっていますね。

敷地内には座って外観を楽しみながら休める場所もあり、これぞ沖縄でしかできないレイアウトです。近くに大きな道もないため、静かでゆっくりとした時間を過ごせます。

※喫煙コーナーは設けていないのでご注意ください。

風情のある内観と、豊富な定食メニュー

外観だけでも癒される食堂ですが、内観も落ち着く雰囲気で食を堪能できます。沖縄のソウルフード「おつゆ」文化。沖縄のおつゆには様々な種類があってとってもおいしい!

「ちむぐくる」では、この「おつゆ」をメインとした様々な種類の定食を提供されています。

おつゆだけを取り扱うお店はなかなかありませんが、この食堂ではとにかくメニューが豊富です。

沖縄ではお正月やお祝い事に食べることが多い「ソーキ汁」や「なかみ汁」だけでなく、少し珍しいですが癖になるおいしさで有名な「ヤギ汁」「イカ墨汁」「てびち汁」、だれでもシンプルに食べられる「ゆし豆腐汁」などがあります。

メニューも豊富で、食券を買うスタイル。飲み物もお茶とお水のいずれかをセルフでどうぞ!

  • ゆし豆腐汁・・・たまにしか食べないから、食べたい。
  • イカ墨汁・・・珍しいし、ここに来た時しか食べられない。
  • てびち汁・・・てびちのとろとろがすてがたい!!

この3つで迷いに迷って・・・

やはり私は大好きな豚肉のソーキ汁定食ををいただくことにしました(笑)

やっぱり鉄板です。ソーキ汁!!

沖縄でのおふくろの味といっても過言ではないソーキ汁。家庭で作るには、なかなか手間がかかるので、そんなおふくろの味をすぐに堪能できるのもこの食堂のいい所です。ああ、ありがたい。

さあ、でてきたでてきた!定食としては、なかなかボリューミーで満足できる量でしたね!

特に昆布や軟骨ソーキがきれいに原型をとどめているのに、食べたとたんに口の中でトロトロになってしまうのはなぜなのか不思議に思ってしまうほど。なかなか出すことのできない、この食堂ならではの技だと思います。

出汁もいい塩加減で味噌ベース。ゆっくりと流し込むと、空いたおなかに優しく染みてきます。

ああ、おはしが止まらない。もう、どうしようもなくおいしい・・・。最高。

サイドメニュ―もあって、モズクや豆腐とニガナの和え物など、まさに沖縄の食文化。おふくろの味。

ごはんを食べながら、風情のある座敷を見渡すのも素敵な時間でしたね。

色とりどりの花、三味線や扇子、琉球織物がきれいに飾られていて、沖縄の雰囲気だけではなくどこか昭和レトロな雰囲気も感じます。

店主さんも気さくに話をしてくれました。

「その他の定食についてもおすすめだし、ジューシー(沖縄の炊き込みご飯)にも自信があるよ。」店主さんとその奥さんは笑顔ながらにそう答えます。今回はジューシーはいただきませんでしたが、今度は絶対食べますね!

はじめは寡黙に見えた店主さんも、とても優しかったです。ああ、「ちむぐくる」最高!何回でも行きたい!いっきにファンになりました!

観光客だけではなく地元の人もよく食べに来るそうで、やはり沖縄のソウルフードをおいしく振る舞うお店として深く根付いているのだろうなと感じました。目の付け所がちがうな、「ちむぐくる」。

ぜひ応援していきたいと思います!

ドライブしながら”おつゆ文化”に触れよう

沖縄ならではの古民家の風情を感じながら「おつゆ」の味をまったり堪能できる、魅力あふれる古民家食堂「ちむぐくる」。

まだまだ、できて間もないお店ですが本当ににおいしかったです。

そしてこのおいしさや沖縄の食文化の素晴らしさをぜひ広めたい!そう思う、本当に美味しい食堂でした。

今は知る人ぞ知る場所にある食堂ですが、ちむぐくるを求めてさまよう車が、照間集落内に溢れる日もそんなに遠くない気がします。

https://www.veltra.com/jp/japan/okinawa/?sid=1554


ジニパー

余暇プランナー

あらゆる未開の地を自由にこじ開けていく40歳、沖縄居住者のジニパーと申します。 派手さはないけど、「シンプルな沖縄の心地よさ」をテーマに、沖縄を舞台とした自然と食べ物と人とが調和する風景をお届け。 趣味は、週末の隙間時間で行く妻との沖縄ドライブ旅行。

【沖縄】これぞ沖縄!うるま市の古民家食堂「ちむぐくる」を徹底レビュー

情報提供元: YOKKA
記事名:「 【沖縄】これぞ沖縄!うるま市の古民家食堂「ちむぐくる」を徹底レビュー