NISA口座数で業界No. 1に立つ楽天証券は、11月13日より「新NISA積立予約」の受付をスタート。それを記念し、10月7日に新NISAセミナー「新しいNISAのフェスティバル〜お金から自由に、ワガママに〜」を東京都内で開催した。ここでは、乃木坂46の元メンバーでタレントの松村沙友理が登場した特別セッションの様子をメインに、当日の様子をレポート!

来年スタート! 「新NISA」への切り替えを検討している方に朗報!!

株式や投資信託の少額投資で得た利益を非課税にできる、個人投資家のための税制優遇制度として2014年に始まったNISA(少額投資非課税制度)。来年1月から投資枠や非課税保有期間などが大きく拡充された「新NISA」が始まることを受け、楽天証券では「新NISA積立予約」の受付を11月13日から開始する。12月28日までの期間中に本サービスに申し込むと、同社と契約している現行のNISA口座が自動的に新NISA口座へと引き継がれ、新NISA開始の初月から新たな積立設定での運用が可能になる(楽天カード、楽天キャッシュを利用している場合は12/12までに予約が必要)。

本セミナーの開幕に際し、主催者代表として挨拶に立った楽天証券上級執行役員でアセットプラットフォーム事業本部長の久保田誉氏は、「『少額投資非課税制度』が正式名称のNISAですが、新しいNISAはもはや“少額”とはいえない規模になっています。政府も資産運用立国の実現に本腰を入れる中、資産運用を考えるなら使わない手はない制度と言えます」と新NISAの利用を一押し。

また、「キャッシュレス決済可」「楽天市場のポイントプログラムとの連携」「日本株の手数料無償」という、同社のNISA口座が支持される3つの特長を紹介。その上で、新NISAでは米国株、海外ETF、投資信託の取引手数料も無料になることや、契約者に合った購入銘柄のヒントをくれるロボアドバイザー「かんたん積立診断」もPRし、業界初のサービスとなる「新NISA積立予約」の利用を呼びかけた。

元乃木坂46の松村沙友理も新NISAに興味津々

次に行われた特別セッションには、乃木坂46の元メンバーでタレントの松村沙友理がゲストで登場。『フロンティア! 新しい自分の作り方 〜自由は欲しければ、動け〜』をテーマに、お金にまつわるトークが展開された。

NISAについては「なんとなく知っている」程度で口座を持っていないという松村。ただ、普段から周囲に活用を勧められることも少なくないといい、「今日はしっかり学んで帰りたい」と興味津々の様子。さらに司会者から「『つみたて投資枠』と『成長投資枠』の併用が可能になる点」「年間投資額が最大120万円から360万円に増えた点」「非課税保有期間が無制限になる点」という新NISAの拡充ポイントが伝えられると、「前から始めている人も多いので、今始めても遅いんじゃないかという気もしていたのですが、そうではないんですね」と、より一層関心が深まった表情を見せた。

続いて話題は、松村の「お金の価値観の変化」に移り、場内のスクリーンには彼女のこれまでの歩みとお金にまつわる出来事が年表形式で映し出された。

人生で初めてお金とのつながりを強く意識したのは、小学生低学年の頃に親が作ってくれた“お年玉口座”だったといい、「お年玉でもらったお金が貯まっていって、通帳の額が増えていくのを見るのが好きでした」と語る松村。大きな買い物に興味はなく、堅実志向な子どもだったと自らを振り返るが、高校を卒業して予備校生と乃木坂46のレッスンを両立している頃に、初めてお金のやりくりする大変さを痛感したそうで…。

「乃木坂46のオーディションに合格してからは、週末のレッスンを受けるために毎週金曜の夜行バスで大阪から東京まで通っていました。当時は勉強のこともあってアルバイトができなかったので、ずっと貯めていたお年玉貯金をバス代にして、人生で初めて『自分に対してお金を使う』と感じた経験になりました」

そこからの活躍はここで語るまでもないが、乃木坂46の卒業をきっかけに再び貯金の大切さを感じ始めたという。

「グループから独立する時はやはり不安が大きくて、お金のやりくりも改めて考え直さなきゃって思うようになりました。NISAに興味を持ち始めたのもこの頃なんですが、当時は制度がよくわからなくて踏み出せず…」

卒業から2年が経ち、最近は念願だった運転免許を取得。目下の目標は車の購入だといい、「初めて自分のために大きな買い物をしたいと思えるようになったので、そのためにもっとお金のことを考えなければならないと思っています」と語った。

新NISAへの知識を深める恰好の機会に

その後は「貯金通帳にいくら入っているか把握している?」「後輩におごっちゃうタイプ?」など、◯×クイズ形式による10個の質問で松村の「お金の使い方」に注目。それぞれの質問に紐づく話の中には、「買い物の時は3回くらい悩んで買うこと」「子どもの頃に500円貯金で10万円以上を貯めたこと」など、ここでも堅実な松村の“しっかり者”ぶりが伝わるエピソードが飛び出し、会場に集まった大勢の観衆の関心を引いていた。

これまでのお金に対する価値観と使い方を振り返った上で新NISAについて学び、「今までは会社が守ってくれるみたいな感覚がどこかにあったんですが、やはり自分のことはちゃんと自分で管理して、自分の未来は自分で考えなければいけない時代なんだなと思いました」と語った松村沙友理。最後は「新NISAにチャレンジして、自分の心にも余裕を持つ」と新たな挑戦を宣言し、トークを締めくくった。

この日は特別セッションのほか、ベストセラー書『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 』の著者として知られる山田真哉による「誰でもできる新 NISA! イチバン基本の使い方 〜資産づくりのコアとつみたて投資〜」、テレビ等でもおなじみの経済アナリスト・森永康平による「欲張りに! はじめての「株」は新 NISA が◎ 〜あなたは値上がり派? 優待派? 利回り派?〜 」と題したセミナーも開催。場内には多数の関連ブースも出展し、新NISAへの知識を深める恰好の機会になっていた。

「新NISA積立予約」の詳しい情報はこちらから。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20230929-01.html

情報提供元: 舌肥