宇宙人が地球に来て研究のために行っているのではないか、と言われているものに「キャトルミューティレーション」がある。牛などの家畜が変死体で発見されるもので、牛の死体からは舌や一部の内臓が抜き取られている、血が全て抜き取られている、死因がはっきりしていない等の特徴がある。

 1970年代頃よりアメリカで騒がれ、今でも家畜や動物の変死があると可能性を疑われるものでもある。しかし、キャトルミューティレーションが騒がれるより前にも、宇宙人やUFOの関与により家畜や動物に悪影響が出た? とするケースは存在していた。

 1954年8月、オーストラリアは北クイーンズランドにて牧場を経営していたW.C.ホール氏はガソリンタンクのような形状をした6機のUFOが自身の農場内に着陸するのを目撃した。驚いて彼がUFOが降りていった先に向かうと、UFOは奇妙な色の排気ガスのようなものを牧場内にまき散らしていったという。その後、彼の農場で飼育していた鶏や牛、ウサギに変化が認められたという。ガスで弱ってしまったのか、成長を阻害されてしまったのかは解っていない。

 この時、ホール氏が撮影に成功したのが添付の写真である。何頭もいる羊の群れの上を飛行する、アダムスキー型の円盤の姿が確認できる。よく見ると上部に小さいアンテナも存在しているようだ。なお、この写真は地元の新聞社の手元に渡り、記事として掲載された。

 この写真の真偽に付いては諸説あり、臆病な性質の羊たちがおびえたりしている様子が見られないため、切り張りして作製したフェイク写真ではないかとする説も存在しているが、詳細は未だ不明のままである。

文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所

【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ