先日「007」シリーズ、ジェームズ・ボンドでお馴染みのダニエル・クレイグがテレビ界デビューすることが報じられ世間を賑わせたが、ここ最近映画畑からテレビ界に進出する監督やキャストが後を絶たない。近年ヒットする海外ドラマを見渡しても、映画界の著名な監督が手掛けた作品や映画でお馴染みだったキャストが多く出演しており、スタッフ、キャストだけでなくもはや映画並みのクオリティを誇るのが現在の米ドラマなのだ。

 昨年、20世紀フォックスホームエンターテインメントでは立て続けに映画監督による新たな海外ドラマシリーズをリリース。コーエン兄弟による「FARGO/ファーゴ、M・ナイト・シャマランの「ウェイワード・パインズ 出口のない街」、ギレルモ・デル・トロの「ストレイン 沈黙のエクリプス」と名だたる映画監督が手掛けたドラマシリーズとして、話題を呼んだ。

 そんな中でも、今年一際注目されているのが3月9日(水)より先行デジタル配信(4月2日DVDリリース)が開始となる海外ドラマ『Empire/エンパイア 成功の代償』。視聴者数は「24」超えの1765万人、放送時のツイートは330万、YouTubeの動画再生は1000万回以上、サントラはマドンナを抜き全米チャート1位を獲得とアメリカでは前代未聞の社会現象を巻き起こしている。

 本作はアカデミー賞で作品賞、監督賞を含む6部門にノミネートされた『プレシャス』や『チョコレート』のリー・ダニエルズが手掛けており、キャスト陣も『ハッスル&フロウ』のテレンス・ハワード、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたタラジ・P・ヘンソンと、映画ファンが歓喜する豪華メンバーが集結。スタッフ、キャストの豪華さだけでなく音楽業界の裏側を舞台に、華麗なる一族の相続を巡る熾烈な争いをスキャンダラスに描き、うなぎ上りの勢いで視聴者を獲得した。さらに映画の2、3時間では到底描ききれない、心に潜む闇、同性愛、ハラスメント、ドラッグなど社会問題を織り交ぜた登場人物を通して放たれる強烈な共感とメッセージに熱狂する人続出。

 今や映画では収めきれない圧倒的に緻密なドラマ構成で、かつてない程人気を博している米テレビドラマ。未体験の方は是非、この機会に新たなエンターテインメントの世界に足を踏み入れてみては。

<CAST/STAFF>ルシウス…テレンス・ハワード(楠 大典) クッキー…タラジ・P・ヘンソン(浅野まゆみ) アンドレ…トレイ・バイヤーズ(遠藤大智) ジャマル…ジャシー・スモレット(木村 昴) ハキーム…ブリシェア・グレイ(吉野裕行)
製作総指揮:リー・ダニエルズ/ブライアン・グレイザー
音楽:ティンバランド
字幕翻訳:益江貴子
吹替翻訳:井村千瑞/中沢志乃

■発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
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【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ