波瑠が主演を務めるNHK連続テレビ小説「あさが来た」(月〜土曜午前8時〜)が好調ぶりを維持している。

 同ドラマの週平均視聴率は、第1週が20.3%(数字は以下、すべて関東地区)、第2週が20.2%だったが、第3週(10月12日〜17日)は21.4%と大きく上げた。同週では12日月曜(19.9%)以外の5日は20%の大台を超え、16日金曜には過去最高となる23.1%をマークした。朝ドラの視聴率が23%を超えたのは、前々作「マッサン」(玉山鉄二主演)の最終回(23.2%)以来。

 前作「まれ」(土屋太鳳主演)は第1週=20.6%、第2週=21.0%と大台を突破したものの、第3週で大台を割った。以降、週平均で20%超えしたのは、第13週、第22週、第24週の3週のみで、最終週(第26週)でさえ、19.8%と大台に届かず。最高視聴率は第8話(4月7日)の22.7%で、全話平均は19.4%だった。

 「まれ」は第3週で早くも下降し、その後、なかなか再浮上はできなかった。逆に、「あさが来た」は第3週でジャンプアップ。「まれ」が1度も記録できなかった23%台もマークした。

 「あさが来た」は、京都の豪商の次女・今井あさ(波瑠)が、大阪の両替商に嫁ぎ、商才を発揮して、実業家となり、日本初の女子大学設立に尽力する姿を描いた作品。あさと夫・新次郎(玉木宏)との掛け合いがユーモラスで、あさの姉・はつ(宮崎あおい)ら個々の役者の個性が光っており、それが視聴率アップにつながったもよう。

 とはいえ、ドラマは長丁場で始まったばかり。出足好調でも予断は許さない。

(坂本太郎)

【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ