毎週末に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第239回目。マグミがDJの際にいつも持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。

◇今週のこの1枚◇ポール・マッカートニー「PIPES OF PEACE」(1983/MPL Communications,Ltd.)

 このところポールファンには嬉しい悲鳴が続いている。過去の作品が古い順にデラックス・エディションで再発されている。今回PIPES OF PEACEも発売になったので紹介します。

 自分の中で前作の「TUG OF WAR」と連作っぽいイメージがあったので調べてみたら、やはり最初は2枚組の予定で、前作から漏れた曲に新たに書き下ろしを加えた作品でした。東京に出てきた年から2年連続の作品なので、この2枚には特別な思い入れがあります。

 ポールは優れたミュージシャンと共作すると、逆にポールの色がでて素晴らしい作品になるイメージがあります。すると他の作品群も生き生きとしてくる。このアルバムもそんな作品です。本作ではマイケル・ジャクソンと「SAY SAY SAY」「THE MAN」で共作しており、スタンリー・クラークと「HEY HEY」を共作してます。「SAY SAY SAY」が大ヒットしたのはご存知の方も多いと思います。

 私が生まれたときから今も現役で作品を出し続けるアーティストを好きになれたことは、自分の人生の中でとてもラッキーなことだと思っています。また日本で観れるのかな…。

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【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ