『あしたのジョー』などで知られる漫画家のちばてつや氏(79)が理事長を務める公益社団法人日本漫画協会が13日、公式サイトで「海賊版サイトについての見解」を発表し、海賊版サイトを糾弾した。


 公式サイトでは、「私たちマンガ家に限らず、ものを創作する人間は、作品を読んだり、観たり、聴いたりしてくれる人たちに、まずは楽しんでもらいたい、と考えています」と記述し、「でもそれには作り手と作品を利用するみなさんが、きちんとした『輪』のなかでつながっていることが大事です」と主張。


 だが、「残念ながら最近、私たち作り手がその『輪』の外に追いやられてしまうことが増えています。その代わりに、全く創作の努力に加わっていない海賊版サイトなどが、利益をむさぼっている現実があります」と指摘し、「このままの状態が続けば、日本のいろいろな文化が体力を削られてしまい、ついには滅びてしまうことでしょう。そのことをとても心配しているのです」と警鐘を鳴らした。

情報提供元: News Lounge