i☆Ris見どころ満載の5th Anniversaryライブ開催で2000人が熱狂!


 声優&アイドルの6人組ハイブリットユニット『i☆Ris』の山北早紀、芹澤優、茜屋日海夏、若井友希、久保田未夢、澁谷梓希が7日、東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールでライブイベント『i☆Ris 5th Anniversary Live~Go~』公演を開き、2000人の観客熱狂の一夜となった。


 『i☆Ris(アイリス)』とは、2012年7月『第1回アニソン・ヴォーカルオーディション』の合格者6人で結成。同11月7日アニメ『バトルスピリッツ ソードアイズ』EDテーマ『Color』にてCDデビューし、14年7月からはTVアニメ『プリパラ』で、茜屋の主役キャストを始め、全員が主要キャストを担当し、昨年は、全国5都市Zeppツアーに加え、同11月25日には自身初の武道館公演を実施し満員御礼に。今年も4月からは全国9ヶ所17公演を巡る『i☆Ris 3rd Live Tour 2017~Fan+6=∞~』を完走。実は、『i☆Ris』がデビュー記念日にライブイベントを行うのは初という貴重なものとなっている。


 この日はデビュー曲『Color』から幕開け!前日には前夜祭ライブが行われ澁谷プロデュースの衣装だったが、この日の衣装も澁谷がプロデュース。背中に大きくかかる特徴的なVの襟は5周年をテーマにしており5=「V」をイメージしたフォルム。その中に描かれているアルファベットは、デビューから5年、それぞれが活動の場を広げてきたメンバーを象徴し、名前のイニシャルを装飾。チュニックのスカート部分に幾重にも重なるチュールは、メンバーの5年間のさまざまな経験の積み重ねを意識してデザインされたものとなっているそうだ。


 その後7色のライトアップの中『§Rainbow』『Make it!』とテンションの高い曲が続き、会場のテンションをガンガンにあげていく。MCでは山北が「初々しさ」を意識したあいさつで、ほかのメンバーもそれに続いて、当時を思い出しながらのあいさつで沸かせた。


 その後『ドリームパレード』『徒太陽』『ブライトファンタジー』『Re:call』と勢いのあるナンバーを一挙に披露。MC後に披露されたのは、ライブでは初披露となる『trust』。今までライブでは歌ったことがなかったが、「大きな会場で歌ってみたかった」というメンバーにとって、思い入れを伺わせることも。その後「昨日はアゲアゲだったから少しバラード調の曲も歌いたい!」(若井)と『イチズ』を披露。そこから一転して『Shining Star』と一気に盛り上がる楽曲へと移ったり、若井が大好きと語っていた『Daily Berry!!』や、続く『Ready Smile!!』と会場全体が飛び跳ねるような動きのあるものとなった。


 3rdアルバム『WONDERFUL PALETTE』のギターの疾走感あるアップテンポナンバー『WONDERFUL PALETTE』や『ミラクル☆パラダイス』『Realize!』『Goin’on』と怒涛の楽曲の後には、この日の楽曲コンセプトが、「いままで出したシングルを全部歌ってるんだよ」と、解説もありつつ、メンバーたちも「こういうリリイベしてたなとか」「懐かしく感じます」と、感慨深げ。そして、この日のアンコール前最後に選んだ曲は『i☆Ris』の世界観がたっぷり詰まった結成1周年記念の際の楽曲『幻想曲WONDERLAND』。


 「これからもみんなを夢の世界に連れていくということで、この歌を歌わせて頂きます!」と、パフォーマンスをスタート。その最後の久保田によるセリフのパートでは、「どうだ!5年で成長した『i☆Ris』すごいだろ!!」と自信たっぷりに胸を張るポーズで、大観衆を魅了!そして、山北は「6年目もみなさんの元に行けるように頑張ります!」と抱負を叫んでいた。


 『i☆Ris』コールが場内に響き渡ったアンコール後の楽曲『Fanfare』の後にはMCコーナーへ。物販告知で和気あいあいした後には2大発表が!まず、1つ目は、2018年冬に15枚目のシングルの発売決定で、こちらはTVアニメ『アイドルタイムプリパラ』第4クールオープニング楽曲にも決まっているとことで、これには澁谷も「めっちゃ泣きそうになった」と久しぶりの『i☆Ris』によるプリパラの楽曲担当にグッと胸に迫るものがあったよう。


 もう1つは、2018年春から4回目の全国ツアー『i☆Ris 4th Live Tour 2018~WONDERFUL PALETTE~』の決定!こちらは同年4月19日の東京公演となるかつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールを手始めに、大阪、宮城、埼玉、福岡、北海道、愛知と全国7都市12公演でのものとなることも明かされるものとなった。


 そして『パズル』の歌唱の前には、同曲を作詞・作曲した若井から「去年、日本武道館でライブをしたときに、『「i☆Ris」を一言で?』と聞かれたときに、『パズル』って答えたの。全員がピースみたいにバラバラだけど、1つ欠けても『i☆Ris』じゃなくて、1個1個が重なっているからこそ『i☆Ris』になっているなって。ピースとしてみんなで集まって『i☆Ris』という形になっていると思うんです」と、思いを語っていたが、その気持ちに呼応するように、歌い終えた後には客席からさざなみのような拍手が送られ、メンバーからも「この曲エモいね!」と、感慨深げな声が寄せられていた。


 ラストの楽曲を前に、山北から「何かありがたい一言を頂ければ」と呼びかけ、6人それぞれのスピーチタイムへ。


 澁谷は、「澁谷梓希でーす。この2日間の衣装がとても好評だったため、次回のシングルの衣装もデザインさせて頂ければと思います!いろいろ作っていきたいのでよろしくお願います」と、簡潔にまとめる。


 久保田は、「2日間を振り返って、あっ、私って体力ついたなって(笑)。これから来年はツアーもありますし、より一層体力をつけ、強靭になり、最強のわんわんおーこくの姫さまになりたいと思います。来年23になるので、姫っていつまで言えるんだろうって話ですけど(苦笑)。でも、みなさんが思ってくれればいつまでもわんわんおーこくはあると思うのでよろしくお願いします!」と、ソロ活動も交えてのものに。


 若井は「『パズル』を歌っていて、5年間誰も欠けずやってこれたのは奇跡だなって思って。本当にそうやってできているんだなっていうのと、本当にサビの部分で『ブワッ』ってなっちゃって。『i☆Ris』っていうグループって、ありがたいことにやりたいことを自由にやらせてもらっていて。それをちゃんと受け取ってくれるみなさんがいるからやってこれて、成り立ってるし、あらためてみなさんに感謝の気持ちを伝えたいなって思っています。私も、22歳になって、『パズル』という歌詞には自分の心情を書いてみたんです……」と、涙ぐんでくる。そこですかさず、メンバーたちから励ましの声が飛び、若井は涙をこらえながら「まだ自分は自分自身を愛しきれてなくて、だから、もっと自分を愛せるような存在になって行くよう頑張ります。ありがとうございます」と、言い切った。


 茜屋は、「そうですね。『i☆Ris』に入ったころは、ショートカットで芋くさいタオルをかけていた、田舎娘だったんですけど、途中で路線変更して髪を染めて、行き着いた結果、清楚になってしまったんですけど(笑)」というと、芹澤が“そんなことない”とばかりキックを素振り。しかし、この芹澤の態度もどこ吹く風とばかり茜屋は、「私ね、“私が選んだ理想をひたすら貫いていこう”と思ったの」と茶目っけたっぷりに言うと、若井が「『パズル』の歌詞か!」と、ツッコミを入れ笑わせる。


 そんな茜屋だったが、「でも、本当にすっごいウルッときていて、友希ちゃんの作ってくれた『パズル』の1個1個埋めるような気持ちになったり、優ちゃんの2番ところで歌っている『誰かを羨む気持ちが焦燥に変わる』っていう部分すごく共感するの。だから一緒に歌うのすごい好きなんですよ」と、芹澤を見つめる。この“不意打ち”に芹澤がその場で“妙な声”をあげその場でぐるぐると回り、直後に瞳を拭うような仕草を見せるなど“デレる”ような一幕も。「友希ちゃんもシンガー・ソング・ライターを目指してコツコツ作詞・作曲をして、みんなに届いて、それを私達が歌うなんて5年前には夢にも思ってなかったので本当に嬉しいです。みんなそれぞれ、自分の道を見つけて頑張っていく姿がすごいなって思って。私もすごく焦燥を感じているので、あいかわらずの負けず嫌いは健在なんです。負けず嫌いな自分も愛して、友希ちゃんと一緒に自分を愛して5年目も6年目も頑張っていきたい。これからもよろしくお願いします!」と、思いを伝えた。


 そして、芹澤。「好きなものが自分しかない状態で生まれてきて、自分にしか興味がなく、“セリコ is NO1”として生きてきたんですけど『i☆Ris』を始めて、歌って踊るのがもともと好きだったけど、『好き!』って思えるようになったの。私、知ってるの。ここにいる全員が“セリコ is NO1”じゃないの。NO2の人もいるしNO3、4、5、6の人もいるかもしれない(苦笑)。『ちょっと、あいつうざいとこあるよね』と言ってる人がいるとしても……私はここにいるみんなんことが大好きなんでーす!!」と、ファンへ向けた愛を叫び、「自分しか好きじゃなかったのにこんなに好きな人がいっぱいできたなんて、本当に幸せ!幸せな5年間です!みんなのおかげです!メンバーのおかげです!スタッフさんのみなさんのおかげです!ファミリーのおかげです!なので私はこれからも、みんなと過ごせる時間を大事に過ごしていきたいと思います!きょうはありがとうございました」とスピーチ。


 最初は一言でと始まったものだったが、後に行くに連れて、長くなっていることに澁谷は「うちら一言で短かったのに!宣伝しかしてない!!」とほおを膨らませると、久保田も「私もわんわんおーこくのことしか言ってない!」との声をあげる。しかし、そこは山北がリーダーらしく、「それでいいんだよ」と、落ち着いた声で2人をさとしつつ「私がおばさんになってもみんな愛してください」と切り出して、自身のメッセージへ。


 「きょうのセトリとかさ、家で踊ってみて!本当にもうちょっとしんどいんだけど、リハーサルのときもしんどくて。でも、みなさんが声援を送ってくれると、なんていうんですか、1番ピチピチで踊れちゃうんです(笑)。年々みなさまのありがたみを感じております。なんか、山北1番リプ返ししないな、こいつと思われるかもしれませんけど、不器用なだけで、みなさまのことは愛しております。北海道民で、沖縄の次に時間にルーズな北海道民と言われています。そんな私ですけど、末永く応援してくださると嬉しいです!みんなのこと大好き!」と、笑いと真面目さとのバランスのいいコメントを寄せていた。


 そしてラストは、『Happy New World☆』をパフォーマンスし、山北から「『i☆Ris』好きな人は仲良しこよしで上のステージに行けると信じています。これからも『i☆Ris』と一緒に明るい未来を目指してくれ!」と、ファンたちに呼びかけ、うまくまとめた……はずが、最後の最後に6人で声をそろえようとしたあいさつで「5周年まで応援してくださったみなさん、そしてこれからも応援するよというみなさん。本当にありがとうございました」と1人で締めてしまい、メンバーたちが「待って!」「終わった!!」「終わった今!!」と総ツッコミ展開に!


 山北は「あれ、間違えちゃった?」と、至ってマイペースな姿に観客たちからは温かな笑いが漏れていたが、仕切り直して「シンプルイズベストということで」と、今度こそ6人で「ありがとうございました!」と、声をそろえてお礼し、最初から最後まで『i☆Ris』らしさ全開のステージを終えていた。


 ■7日公演のセットリスト


 M1:Color


 M2:§Rainbow


 M3:Make it!


 M4:ドリームパレード


 M5:徒太陽


 M6:ブライトファンタジー


 M7:Re:call


 M8:trust


 M9:イチズ


 M10:Shining Star


 M11:Daily Berry!!


 M12:Ready Smile!!


 M13:WONDERFUL PALETTE


 M14:ミラクル☆パラダイス


 M15:Realize!


 M16:Goin’on


 M17:幻想曲WONDERLAND


 EN1:Fanfare


 EN2:パズル


 EN3:Happy New World☆


 ■i☆Ris3rdアルバム「WONDERFUL PALETTE 」


 発売日:2017年11月1日


 Type-A【CD+Blu-ray】EYCA-11758/B \6,800(税抜)


 Type-B【CD+DVD】EYCA-11757/B ¥4,300(税抜)


 Type-C【CD only】EYCA-11759 ¥3,250(税抜)


 【Blu-ray】 「i☆Ris 3rd Live Tour~Fan+6=∞~」中野サンプラザ公演(夜)/off shot Movie収録!


 【DVD】 「i☆Ris 結成5周年記念Live~5 years old! Everyone comes together☆~」 off shot Movie


 「i☆Ris 2nd Live Tour 2016 ~Th!s !s i☆Ris!!」@Zepp Tokyoから「鉄腕ガール」「Baby…」「Fanfare」「Raspberry night」のLive映像を収録!


 ★3枚購入特典 恒例の座談会DVD


 ■芹澤優2ndミニアルバム「only you? only me!」


 発売日:2017年11月29日(水)


 CD+Blu-ray 4,500円(税抜)/ CD 2,300円(税抜)


 ★SCREEN modeの太田雅友氏プロデュース!


 ★茅野しのぶ氏(オサレカンパニー)が手掛ける衣装にも注目♪


 「only you? only me!【CD+Blu-ray版】」には「PRINCESS POLICY」Music VideoとOff Shot Movieが収録!


 ■芹澤優23歳のバースデーを記念したソロライブ「Yu Serizawa 23rd Birthday Live ~#Love Letter~」


 日程:2017年12月3日(日)


 第一部:開場/開演:14:15/15:00


 第二部:開場/開演:18:15/19:00


 会場:東京・Zepp Divercity


 【チケット代金】


 ○全席指定 6,800円(税込)


 来場者プレゼント付き/入場時別途ドリンク代500円






 


 


 


 


 


 


 


 


 

情報提供元: News Lounge