伊原剛志が舞台あいさつに登壇!


 俳優・伊原剛志(53)、岸部一徳(69)、女優・田中美里(39)が20日、東京・新宿のK’s cinemaで映画『家族の日』(監督:大森育児/配給:花三)舞台あいさつを大森監督とともに開いた。


 東京に住むごく普通の君原信介(伊原)ら一家。ある日、長女が(いじめの加害者)、長男が(いじめの被害者)という事態が発覚し、悩みを抱えながらも思い切って東京から岡山の山村過疎地への移住を決意する。慣れない田舎生活の中、さまざまな事件を通して君原家は家族の絆を取り戻すことができるのだろうか……。全編岡山県の高梁市(たかはしし)で撮影しており、地元・岡山で6月にて先行上映されるや、口コミで関西でのロングラン上映と、徐々に北上している。


 井原は本作のロケについて、「岡山は暑いところで、トイレとかなくて、クーラーも何もなくて、本当に暑くて、汗が止まらなくて、その感じがどう画になるのかなって。エアコンとかもなかったですし」と、とにかく暑かったのが印象的だったようで、田中は、「真っ青な空と、暑さがまぎれ……なかったんですが(苦笑)。すごくノビノビできました」と、田舎を満喫できたそうだ。


 一方、“ターザン”と呼ばれる役で出演となった岸部は、「最初ターザンの役だと言われていたんで、かつて見た映画で、木から木へビューンと思っていたら違いました(笑)」と、アクション性が高い“ターザン”ではなかったそうで、役について、「ターザンのイメージじゃなくて、ホームレスのイメージですから、どこまで汚くするかで、ドーランを塗ってました」と、事情を説明していた。


 舞台あいさつではさらに大森監督と井原の初めての出会いが語れることも。それはNHKでの食堂で井原が食事しているときだったといい、「本当にその頃、食えなくて、当時のマネージャーからラーメンだけじゃなくて、お金を出してくれたのでチャーハンをつけて食べていたんです。それで(大森監督から)『そのままでいいよ』といわれて、素直に受け取って、食べている間にオーディションが終わりました」と、当時を恥ずかしげに回顧。これに大森監督は、「よほどの“たわけ者”か“よほどの大物”かと思ったら、大物になりましたね」と、しっかりフォローもしていた。


 映画『家族の日』は絶賛公開中!



岸部一徳


田中美里


大森育児監督

情報提供元: News Lounge