続々と若い人材が売れていく声優界。運と才能と、神の見えざる力があれば20代や10代で売れちゃうことも。中には中学生、高校生でデビューしてしまう方もいます。一方で、一般的な就職をし、後に夢を叶え声優デビュー、やがてスターになった方もいます。そこで今回はちょっと回り道をして、転職後に声優になった方々を紹介します。


 


中井和哉さん(地方公務員)


[ONE PIECE:ゾロ、戦国BASARA:伊達政宗]


 


声優への憧れをもっていた中井さん、神戸で地方公務員(技術系)として勤めていました。25歳のころ、一生このままでいいのかと一念発起し養成所へ。仕事をしながら週末に通いレッスン、これでダメならあきらめようと思っていたそうです。ちなみに最初のお仕事はCMだそうです。


 


阿澄佳奈さん(保育士)



[ひだまりスケッチ:ゆの、這いよれニャル子さん:ニャル子]


 


短大入学後に幼稚園教諭と保育士の資格を取得し、1年ほど保育士として働いていたそうです。しかし声優の夢があきらめ切れず保育士を辞め、バイトをしながら一般オーディションを受け、見事声優の道に入ったそうです。


 


若本規夫さん(警視庁機動隊)


[サザエさん:アナゴさん(2代目)、ドラゴンボールZ:セル、すべらない話:ナレーション]


 


早稲田大学(吉永小百合さんと同級生)在学中、大学院に落ちたため就職課に「ハラハラする仕事をしたい」と相談すると警視庁を勧められ機動隊に。2年ほどで退官し、日本消費者連盟に参加したそうですが、上司ともめ解雇。新聞で見かけた声優養成所のオーディションを受け合格。このとき25歳だったそうです。ちなみに声優になった理由は、人とうまくやっていけるタイプではなく、ひとりでやっていく仕事に就くしかなかったためだそうです。


 


林原めぐみさん(看護師)


[エヴァンゲリオン:綾波レイ、名探偵コナン:灰原哀など]


 


中学生のときに父親が病気で倒れたことをきっかけに看護師を目指したそう。一方で、声優の夢も持っており高校卒業後、看護学校に通う傍ら声優養成所にも入所。両校在籍中から声優の仕事をこなし、看護学校卒業後は個人病院で看護師のアルバイトをしていたそうです。


 


金田朋子さん(製菓会社→百貨店→銀行)


[おしりかじり虫:18世、けものフレンズ:トキなど]


 


テレビ出演も多い彼女は大学卒業後、大手製菓会社に就職し事務的な仕事に従事。その後、大手百貨店に勤務していたころ、姉の勧めで青二塾の養成所に入校。そしてメガバンクに転職、2000年に事務所のオーディションに合格したそうです。


 


田村ゆかりさん(酒造メーカー)



[ひぐらしのなく頃に:古手梨花、ノーゲーム・ノーライフ:ジブリールなど]


 


福岡出身の田村さん、演技やアイドルに憧れを抱いていて高校在学中にアイドル養成所に入所。卒業後は酒造メーカーに就職し働きつつ、代アニにも通い、さらにラジオのアシスタントも務めていたそう。しかし思うような成果を上げられず、上京し別の養成所に入所。その後、努力が報われデビュー。長い下積みを成就させ、現在の地位を確立しました。


 


その他の転職声優さん


 


松岡由貴さん[おジャ魔女どれみ:妹尾あいこ]→歯科助手


柏山奈々美さん[カゲロウデイズ:モモ]→銀行員


荒川美穂さん[ダンガンロンパ3:ソニア]→看護師


茅野愛衣さん[あの花~:めんま]→美容系


 


いかがだったでしょうか。スター声優もひとかどの苦労があり、一朝一夕にはなりえないということがお分かりいただけたでしょうか?かの『職業:落合の息子』福嗣さんも声優に転職し、2016年は数々のアニメのキャラクターを演じ活動しています。今後、大いに期待です。


 

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 ワンピース・ゾロの声の人は元公務員!?転職してスターになった声優