2月14日、エスコンフィールド社内にて、北広島「駅西口周辺エリア活性化事業」B敷地の開発概要について報道陣向けに記者発表会が開催された。

JR北広島駅周辺は、北海道日本ハムファイターズの新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」を核とする北海道ボールパークFビレッジへの重要なアクセス拠点であることから、北広島駅周辺の開発を行うことで、周辺エリアの活性化と発展に貢献できるまちづくりを目指すための、B敷地の住宅(分譲マンション)について詳細を発表した。

北広島市長の上野正三さんは「JR北広島西口周辺エリアにつきましては高度利用がされていない土地や未利用の市有地が残されておりまして、駅周辺エリアの魅力と価値を高め、地域経済の活性化また、定住人口の増加等に寄与するような私有地の効果的な活用が長年の課題でありました」と説明。続けて「こうした中、平成28年に北海道日本ハムファイターズ様の新球場の建設用地と、建設地として本市が誘致活動をスタートしたことに伴いまして、本事業が始まったところであり、JR北広島駅という本市の顔にふさわしい、まち作りを理念として、アクセス機能の整備、商業施設を初めとした都市機能の集積、若者をまた子育て世代を初めとした多様な世代の定住促進を整備方針としているところであります」と話した。

 

第1弾プロジェクトとなる敷地については「ボールパークの開業に合わせたシャトルバスの発着場など、駅前広場整備とともに令和7年3月の開業に向け、商業施設に隣接する北広島とホテルからなる複合交流拠点施設の整備が進められているところであります」として、「駅と直結する複合交流拠点施設は、市民の皆様や市外から訪れる方々にとって、商業施設、宿泊機能の充実や、滞留空間の創出に繋がるとともに、雨や雪に当たることなく利用ができる利便性の高い施設として、駅前の魅力を高めるものであります」と北広島市の新たな玄関口として、賑わいと交流が生まれる拠点となることを期待をしていると語った。

コンセプトは「3Links・街と人とを結ぶ三つの繋がり」として、Fビレッジの新しい顔、玄関口としての北広島駅西口エリアや、その周辺に新たな賑わいを創造することを図る。1つ目の繋がりは北広島市や日本エスコンをはじめとする事業参加グループが繋がり、それぞれの叡智を結集してFビレッジと繋がり、新しい北広島駅を創造することを目指す。2つ目は北広島駅、A敷地の複合開発拠点、B敷地の分譲マンション、さらに西口にある北広公園をペデストリアンデッキで繋げる一体開発により、駅西口エリアの活性化を図る。3つ目は地域を繋げ、人と人との交流を生み出すために公開空地や地域交流施設を設けるとしている。

株式会社日本エスコン首都圏企画販売部・マネージャー・長島氏は「B敷地において計画される分譲マンションは、『レ・ジェイド北海道北広島』シリーズ第4弾となるプロジェクトを発足することを発表した。構造は「地下1階から地上14階建てで、スタンダード住戸133戸とプレミアム住戸64戸からなる、総戸数197戸。45平米から150平米超までの多彩な1LDKから4LDKの間取りに、「北海道を感じさせるレンガ調の素材や北広公園の木々を感じる格子状のルーバーを設けるなど、エリアに調和したデザインによって、北広島駅西口の新しいランドマークになる」と解説している。

共用施設はマンション居住者と地域の人たちが繋がり、新しいコミュニティの創出が図れるよう計画。2階にマンションエントランスを設け、エントランスラウンジは地域交流拠点を兼ねて利用できるよう設計。通常は居住者専用のスペースとして利用し、地域の住民から利用の希望があった際には、セキュリティラインとレイアウトを切り替えて、地域のお祭りや映画鑑賞会、展示会などのイベント活用が可能と想定している。屋外の公開空地と繋げて、内外を一体として利用できるようなレイアウトにすることで、フリーマーケットなどの多人数でのイベントなどにも対応できるような空間であるとのこと。

さらに長島氏は「北広公園と同レベルとなる1階フロアでは、北広公園側に対応された子育て支援施設として、認可保育所と、地域の人や居住者の方の生活利便性向上に寄与する生活利便施設を予定している。北広公園の伸びやかな自然とともに、子供が健やかに育む施設として、教育環境の整備に貢献する」と解説。1階には、居住者専用の施設として2層吹き抜けのパーティールームを建設し、家族や友人とのパーティーシーンなどにも対応できるようにオープンキッチンがあり、さらにエントランスの吹き抜け部分に面して、ノマドワーカーに対応するコワーキングスペースも用意されている。

「荒天時の送迎や荷物の積み下ろしに便利な車寄せスペースを設けて、快適な暮らしを支えます。」と語り、屋上には最上階住戸専用のプライベートテラスと、居住者全員の方がご利用可能なパブリックテラスを設けると話した。北広島の街や雄大な森林、さらにFビレッジを見晴らすことのできる快適な眺望を堪能することが可能となっている。

新しい定住拠点としてFビレッジ近接のライフスタイルに憧れる方や、札幌近郊の駅前利便性を求める都心勤務の方、新たに生まれ変わる駅前の都市機能を求める家族など、北広島駅前ならではの多彩なニーズを想定している。

また、持続可能な地域活性化を目指して、北広島市と連携したエリアマネジメントを推進。市民、地元団体、地元企業と協調しながら、自走する組織作りを目指し、マンションの購入者特典として、エスコンフィールドに来場、入場可能な「エスコンフィールド HOKKAIDO GENERAL ADMISSION」を3年分の進呈を予定している。

今後のスケジュールは、建築工事着工は2024年6月、引き渡しは2026年10月を予定。販売については現在は公式ホームページにて資料請求を受付中で、2024年3月30日、北広島市芸術文化ホールにてプロジェクト発表会2024年5月よりモデルルーム公開、第1期分譲を予定している。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 北広島「駅西口周辺エリア活性化事業」、複合商業施設及びマンションの着工を発表