第一三共ヘルスケア株式会社は「国際女性デー」に合わせて、ブランド初となる生理痛のメカニズムに着目した鎮痛薬「ロキソニンSプレミアムファイン」を発売。これに伴い「生理痛の理解をより深めること」を目的とした「みんなの生理痛プロジェクト」をスタートさせた。

「みんなの生理痛プロジェクト」に先駆けて、同社は20歳から49歳の女性に生理についての全国調査を行った。その結果、実に9割以上の方から、生理や生理痛に悩んでいる人がいることを理解してほしいといった声が寄せられたとのこと。とくに職場で理解されないことや、日常生活に支障が出るほど辛いケースもあるそうだ。

これを解消するために同社は、鎮痛薬の服用の仕方についてまとめた情報サイト「みんなの生理痛プロジェクト」をオープン。生理や生理痛のメカニズムを改めて知るための「みんなの生理痛相談室」、婦人科を身近に感じてもらうための「How to 婦人科受診」、自分で健康状態をチェックできる「MY生理カルテ」などさまざまなコンテンツが公開されている。

4月7日には東京・渋谷のスパイラルホールにてプロジェクト説明会を開催した。第1部には、お笑いコンビ・NON STYLE石田明と、元TBSアナウンサー吉田明世、産婦人科医の高尾美穂先生が登壇。第2部では4月8日から放送される新CMの発表会が行われ、ブランドキャラクターの俳優・石原さとみがゲストとして登場した。

吉田は「ついつい痛みって我慢しがちですよね。自分だけ痛いのではなくて、みんなも痛いだろうということで、痛みで勉強やお仕事を休むのは甘やかし過ぎではないかと思ってしまっていた」と当時の悩みを話した。

一昔前であれば、生理は病気の一種として認識が薄かった時代がある。月経困難症は検査をして異常があったら付く病名ではなく、本人が生活上で支障が出た場合につく病名になっているそう。現在、重い生理痛は対策するべき時代にすでに移り変わってきている。

産婦人科医の高尾先生は「もしかすると裏に隠れている病気が原因となって、重い生理痛を引き起こしているのかもしれない。長い目で見てみると、妊娠や出産に関わっていたり、閉経後の人生に関わっていたり、ご自身の生活をより良いものにしてもらい、やりたいことやっていただくためにも専門家のもとに来てほしい」と呼びかけた。

吉田は自身のTBS時代を振り返り「生理痛が重かったので、働きながらだとすぐに手に入れられる『ロキソニンS』にはお世話になりました」と感謝。続けて、「10代、20代は生理痛が酷かったTBSの保健室で寝込んでいたこともあります。生理痛の痛みを家族以外の人に相談することもなく、あまり痛いアピールもしたくないなと強がってはいました」と相談するのが難しかったことを回顧した。

これに高尾先生は「ご自身の生理痛についてなかなか話せないっていうことは分からなくもないです。男性が経験をすることがないからこそ、生理痛についてパートナーに相談し辛いのもわかります。学校や企業に相談できるかといえば、弱みを伝えることになってしまう方もいる。困っていることを困っていることだと認識して、それが変えられることを知ることができるのが大事ですよね」と共感。さらに「誰に頼ったら改善していくのかというと、ある程度知識を持っている人に相談する。保健室の先生でもいいですし、お母さんでもよい。時代は変わってきていますので薬剤師さんや、私達医療の専門家に相談していただくこともうれしい。生理痛の原因に目を向けていただくと、改善できる悩みである。まずは相談すること」と諭していた。

また、女性から生理について共有されることがあるのか問われると、石田は「結婚して10年になるので、奥さんともそういう話をするようになってきましたね。結婚した当初はまったくなかったですけど、5年ぐらい経ったら機嫌でも分かってくるし、奥さんも、もうそろそろかなって話をしてくるようになりました」と語ると、吉田は「男性にも知っていただくことも大事ですし、女性側も伝えていくのが大事だなと思います。私も生理痛を我慢してついつい夫と喧嘩してしまって、あとになって『実はお腹が痛かった』と伝えたら、『言ってよ』って言われてそこで私も反省しました。そこからは『薬が効くまで、元気もないし家事もできないし、ごめんね』と伝えるようにしています。夫も理解して積極的に手伝ってくれるようになりましたし、お互いへの思いやりも生まれました」とエピソードを話した。

最期に高尾先生は「生理、生理痛という言葉を、5年前は大っぴらに言える環境ではなかったと思います。社会や個人、いろいろなところでの取り組みがあってこそ時代が進んできていることを、女性のひとりとしてありがたく思います。困っていることがあれば対策していこう。生理痛のみならず、色んなことでも言えると思います。自分の人生を諦めないでほしい」とメッセージを贈った。

2部では、新CMの発表会が行われ「幕開け」篇と「オノマトペ」篇が公開された。石原は「メカニズムに着目した商品が出るってことに驚きましたし、本当に心強いなとイチ女性として面白いなと思いました」と感想を口に。生理痛を我慢した経験があるとも話し「人と比較するのではなくて昨日の自分の体調とどう違うのか、そもそもこの痛みの原因はなんなのか若いうちからやっていくべきだったなと思います。痛みがあること前提なのは不思議です。もうちょっと早く対処してほしいなと思いますね」と語った。

俳優活動をするうえでの対処方法を訊かれると「すぐに病院に行きます。整体だったり針だったり。むくみがあるとかどこかが腫れているとか、人の手はすぐに借ります」と説明。さらに「今は子育て中なので、すぐに子供を預けられなくて自分の身体が後回しになっている。なるべく白湯を細かく飲んだり、加湿器は梅雨の時期でも使ったりしています。あとは保湿マスクをしたり半身浴をしたりとか。手足に血管が集結しているので手足浴もしています。倒れたら一家が倒れてしまう…」とさまざまな方法を実践していることを明かしていた。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 石原さとみ「早く対処してほしい」生理を考える「みんなの生理痛プロジェクト」がスタート