2023年に公開された心霊ドキュメンタリーの続編、『新・三茶のポルターガイスト』が6月21日より公開されることが決定した。

前作『三茶のポルターガイスト』は、東京・三軒茶屋に実在する心霊スポット“ヨコザワ・プロダクション”に取材チームが潜入し、次から次へと起こる騒霊現象をカメラに収めた一作。今回の続編では同地で起きたさらなる現象を撮影し、物理学者・超心理学者を交えて徹底検証していく。前作に引き続いて、心霊映像にはCGや編集など一切の手を加えていないという。

監督は『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』(2020)の豊島圭介。オカルト編集者の角由紀子が出演と企画プロデュースを担当。そして、ナレーションを東出昌大が務める。なぜ。東出は「心霊現象のその先が映っていますので、是非劇場でご覧ください」とコメントしている。※記事末に全文掲載

心霊現象を科学的に解明するのは、『TENET テネット』の字幕科学監修を務めた東京工業大学理学院物理学系助教・山崎詩郎、「ホンマでっか!?TV」などに出演の超心理学者・小久保秀之ら。

また、本作は2月に惜しくも亡くなった叶井俊太郎の最後のプロデュース作品で、彼のこだわりが随所に現れた一作になっているとのこと。

『新・三茶のポルターガイスト』
2024年6月21日 (金) ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、新宿シネマカリテ他 全国ロードショー!

コメント

ナレーション:東出昌大
昨今、コンプライアンスの問題もあり、心霊現象を扱うといったテーマの作品を作ることは難しいのですが、この作品は大人たちが三軒茶屋の雑居ビルに潜入して、本気で心霊現象に立ち向かったドキュメンタリーです。心霊現象のその先が映っていますので、是非劇場でご覧ください。

監督:豊島圭介
僕は間近であの手を見た。あれがCGでないことだけは断言できる。ただ、ラスベガスクラスのイリュージョンだと言われてしまったら、取り敢えず否定できるだけの根拠はない。この映画は、ヨロザワ・プロダクションで起きる数々の怪奇現象が「ホンモノ」なのかどうかを検証しようと奮闘したものである。その結果は皆さんに判断を任せたい。ただ一つ言えるのは、この映画の最後にお見せする心霊映像は、後世にその名を残すこと間違いない、インパクトと信憑性の二つを兼ね備えた、世にも怖ろしいものであるということだ。

企画・プロデュース・出演:角由紀子
「あまりにも怖すぎる作品だから、公開を中止しよう」と映画プロデューサーからガチで打診されました。彼は「上映中に卒倒する人が出るかもしれないから公開をやめよう」と本気で私に相談してきたのです。それくらいヤバイ作品なのは確かです。フィクションのホラー映画よりも圧倒的に怖くて危険で、CG も人間の想像すらも超えています。感性が鋭い人は気絶するかもしれません。ですが、観客にアピールするためにシナリオを調整したわけではありません。冷静な視点で心霊現象と本格的に向き合ったら偶然にもヤバすぎるものが撮れてしまったのです。

本作では、懐疑論者でさえ説明に苦しむ驚異的な現象が連続して起きてしまいます。そして、科学者がハイエンドの科学機器を使って調査した結果、信じられない証拠がいくつか得られます。心霊現象を追うだけのつもりが、この世界の“時空の歪み”にまで踏み込んでしまった……そんな映画です。

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 「心霊現象の“その先”が映っている」 心霊ドキュメンタリー続編『新・三茶のポルターガイスト』6月公開[ホラー通信]