笑顔とキャッチコピーのギャップよ。

スペインで開催される「シッチェス映画祭」の上映作から、よりすぐりの作品を日本で上映する「シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2022」が10月21日より開催。過激な設定が話題を呼んでいる上映作、『ヴィーガンズ・ハム』の予告編が解禁となった。

結婚30年、すっかり倦怠期に陥っているヴァンサンとソフィー。夫婦で肉屋を営んでいるが、経営も厳しくなっている。そんななか、ヴィーガンの活動家たちに店を荒らされ、更なる窮地に。二人は襲撃犯の一人と遭遇し、うっかり殺してしまうのだが、そこから人生の逆転劇が始まる。ヴァンサンは、処理に困ったヴィーガン活動家の死体をハムに加工するが、そうとは知らないソフィーがそれを店頭に出すと、はからずも人気商品になってしまうのだった……。

予告編は、ヴァンサンとソフィーが、ヴィーガンに対してフラストレーションを溜めていくシーンをフィーチャーしている。娘が連れてきた彼氏のリュカをご馳走でもてなそうとする夫妻。しかし、過度なヴィーガンのリュカはシビアすぎる信条ゆえにほとんどのものが食べられない。得意げにその信条を語り、失礼な発言を連発する彼氏と、表情が凍りついていく夫妻のギャップがなんとも可笑しい。


予告編が表示されない方はこちら

また、いち早く本作を鑑賞した“人食いツイッタラー”人間食べ食べカエルさんによる推薦コメントも到着している。「ドス黒いにも程があるジョークをポップな味付けで描いた独特のノリがクセになる」と、本作の味わいを表現している。

<人喰いツイッタラー 人間食べ食べカエルさんの推薦コメント>

肉屋夫婦が、店を破壊する過激派ヴィーガンをたまたま殺ってしまったけど、その肉を食べたら超美味い! しかもそれを商品として出したら商売繁盛で一石二鳥!!……こんな映画を作っちゃって良いんですか?? ドス黒いにも程があるジョークをポップな味付けで描いた独特のノリがクセになる。お隣さんもライバルも警察官もみんな人肉の虜! こんなにも美味しそうなカニバリズムは見たことがない。美味しければ売れる。たとえそれがどんな調達方法であったとしても。その裏側には目もくれず、ただただ消費する現代社会に向けた、高度な風刺なのかもしれませんね。……と一瞬思ったけど、そこまで考えては無いかも。とにかく、楽しい人狩りエンジョイライフを堪能しよう!

「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション 2022」
https://www.shochiku.co.jp/sitgesfanta/
■会期・会場
東京:ヒューマントラストシネマ渋谷 10月21日(金)~11月10日(木)
東京:池袋 HUMAX シネマズ 10月21日(金)~11月3日(木・祝)
名古屋:シネマスコーレ 11月開催
大阪:シネ・リーブル梅田 10月28日(金)~11月17日(木)
京都:アップリンク京都 11月4日(金)~11月17 日(木)
兵庫:CinemaKOBE 11月5日(土)~11月25日(金)
■料金:当日一般 1,600 円
■配給・宣伝:ブラウニー
■協力:松竹

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 お肉屋さんの禁断の人気商品は…… フランス発の“人狩り”ブラックコメディ『ヴィーガンズ・ハム』予告編[ホラー通信]