iPhone 12とiPhone 13で採用されたMagSafeにより、スマホケースや充電器、モバイルバッテリーといったモバイルアクセサリーで数多くのMagSafe対応製品が流通しています。筆者はAndroidユーザーなのでMagSafe対応アクセサリーは使ったことがなかったのですが、「どんな使い心地なんだろう?」と少し気になる存在ではありました。そんな中、PixelスマートフォンでMagSafe対応アクセサリーが使えるようになるスマホケースのレビュー記事が「9to5Google」で公開されていました。

Peak Designが発売した「Everyday Case for Pixel」というスマホケースで、使用感やMagSafeアクセサリーとの相性もなかなかよさそう。国内で入手できるかどうか調べてみたところ、Peak Designは東京に直営店があるのですが、Pixel用のケースは国内で取り扱っていないとのこと。Peak Designのウェブサイトから、Pixel 6用のケースを注文して取り寄せることにしました。

注文から5日程度で到着。パッケージには「works with MagSafe」と記載があります。

Pixel 6のカメラバー部分が開いたデザイン。表面にはファブリック素材、外周部にはザラっとした感触のプラスチック素材を使用しています。

装着すると、カバーの厚みでカメラバーの突起が目立たなくなり、カメラバーの上辺と下辺がわずかに突起する構造。背面を下にして机の上に置いても、カメラバーを保護できます。ディスプレイ側も、外周が突起してガラスを保護します。

背面中央の四角いくぼみに、三脚やウォレット、マウントといったPeak Design製のモバイル用アクセサリーを磁石で固定できる“SlimLink”と呼ぶ機構を搭載しています。こちらがMagSafeと互換性を持ち、MagSafe対応アクセサリーを磁石で吸着することができるのです。

Ankerのマグネット式ワイヤレス充電対応モバイルバッテリー「Anker 633 Magnetic Battery(MagGo)」を装着してみたところ、ガチっと位置合わせをして吸着することができました。これがMagSafeの使い勝手なのか……と感心。今更ですが、コイル位置が合わないと充電に失敗するワイヤレス充電器の欠点を、うまく補っている仕組みなんですね。

同じくAnkerのマグネット式ワイヤレス充電スタンド「Anker 633 Magnetic Wireless Charger(MagGo)」も試してみました。スタンドにガッチリ吸着して、落ちることなく充電できます。今まで「便利そうだな」と思っても使えなかったMagSafe対応アクセサリーがPixelで使えるようになるのは、なかなか魅力的なのではないでしょうか。

さらさらしたファブリック素材の触感が良好で、側面は滑りにくいので、ケースとしての使い心地は上々。ケースを付けたまま、MagSafe非対応の一般的なワイヤレス充電器で充電することもできます。USBポートが開いているので、有線で充電が必要な場合にも対応可能。

Everyday Case for Pixelの価格は5000円(税込)、プラス送料がかかります。AndroidスマートフォンではPixel 6/6 Proの他、Galaxy S21/S22シリーズの対応製品もラインアップ。iPhone向けにはiPhone 12/13シリーズ用の他に、MagSafeに対応していないiPhone 11シリーズ用も販売しています。

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 「Pixel 6/6 Pro」でMagSafe対応アクセサリーが利用可能になるスマホケース Peak Designの「Everyday Case for Pixel」レビュー