アメリカで人種差別主義者の乗車を拒否した配車サービスLyftのドライバーが超話題となっています。

5月13日の金曜日にペンシルベニア州リーハイ郡で起きた出来事の一部始終を記録したドライブレコーダーの映像を、乗車拒否した張本人のジェームズ・ボーデさんがFacebookに投稿しました。

当該映像は、その後SNSや大手メディアを経由して一気にアメリカ中に拡散することとなりました。


https://twitter.com/StrictlyChristo/status/1525629413357850624

車に乗り込んできた女性とボーデさんとの間でのやりとりが撮影された映像がこちらです。

女性:まあ、あなたは白人みたいね
ボーデさん:何か言いました?
女性:普通の人なのね、英語も話すし
ボーデさん:はい?
女性:ごめんなさいね
ボーデさん:降りてもらえますか?
女性:何ですって?
ボーデさん:ものすごく不適切ですよ。もしドライバーが白人じゃなかったらどうなります?

その後、この女性の連れの男性から汚い言葉で罵倒されたボーデさんですが、「これから警察呼ぶからね、全部カメラで撮影されてるんだよ」と応戦します。

後日、ボーデさんが乗車拒否した男女は、映像が撮影された現場近くのバーを経営者する夫妻だということが判明しました。


https://twitter.com/AdamParkhomenko/status/1525706710169559040

「このドライバーがどなたなのかわかりませんが、この人は何かしらの賞とアメリカ議会での議席を得るに値します」とツイートしたのは、ウクライナ系アメリカ人の民主党政治戦略家、アダム・パルホメンコさん。

‘You can get out’: Lyft driver stands up against passengers’racist comments(YouTube)
https://youtu.be/7NmtvR0Jios

SNSだけでなくCNNなどの大手メディアもこの出来事を報じています。

映像を観た多くのアメリカ人がコメントを寄せています。

・「配車サービスのドライバーの多くが非白人」という偏見の持ち主
・ジェームズが取った行動で発生した機会損失を埋めるためのクラウドファンディングが立ち上がるだろうな
・本当のアメリカ人ならジェームズを誇りに思うべき
・アメリカ中が見習うべき存在
・アメリカのどこかで1分に1回は起きている出来事
・ドライバーにも客を選ぶ権利があるんだよ
・この男性にはリスペクトしかない
・自分が差別的発言をしたことに気付いていないのが人種差別主義者の特徴
・小銭のために妥協しないのがスゴイ
・模範的アメリカ人はこうあるべき
・みんなで彼を金銭的にサポートしよう
・ペンシルベニアの田舎町にはトランプ支持者が多いんだよ
・Twitterでつぶやくより行動することが大事
・ジェームズ、今度近くに寄ったら1杯奢らせてくれ
・「人種差別主義者じゃない」って言うのは簡単だけど証明するには勇気が必要

※画像:YouTubeより引用
https://www.youtube.com/watch?v=7NmtvR0Jios

※ソース:
https://www.inquirer.com/opinion/lyft-uber-driver-racist-passenger-buffalo-20220518.html
https://www.nbcphiladelphia.com/news/local/you-speak-english-lehigh-valley-lyft-driver-kicks-rider-out-over-racist-comment/3240729/

(執筆者: 6PAC)

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 アメリカで人種差別主義者の乗車を拒否した配車サービスのドライバーが超話題