トム・ホランド主演『スパイダーマン』シリーズ最新作、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が1月7日(金)に全国公開となります。

『スパイダーマン』シリーズの主人公ピーター・パーカーを演じるトム・ホランドは、ネタバレ厳禁のマーベル・シネマティック・ユニバース作品において、これまで幾度となく秘密を漏らしかけてしまう、もしくは漏らしてきた、「ネタバレ王子」といった異名をほしいままにする要注意人物。しかし、幾度となくそんな大事件を起こしながらも無邪気で愛嬌たっぷりなキャラクターで、MCUのプロデューサーであるケヴィン・ファイギにすら「可愛いから怒れない」と言わせてしまうなど、まさに“世界の孫”として世界中のファンから愛されている彼の魅力は伊達ではありません。

現実では、大人たちをひやひやさせているトム・ホランドですが、彼が演じるスパイダーマンことピーター・パーカーもまた、多くの大人に囲まれ成長してきた。そして過去作を振り返ると必ず“おじさん”に振り回されているとかいないとか…!? 今回は、過去の作品と彼に関わる振り返りながらピーターの軌跡をご紹介!

【『スパイダーマン:ホームカミング』(17)】
スパイダーマンのMCUユニバース参加に伴い、主演をトム・ホランド、監督もジョン・ワッツに刷新し、新シリーズとして作られた記念すべき1作品目。本作ではアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)にスカウトされ、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でアベンジャーズの戦いに参加した後のスパイダーマン(=ピーター・パーカー)が本当の<ヒーロー>になるまでが描かれている。昼間は15歳の普通の高校生としてスクールライフをエンジョイし、放課後は憧れのトニー・スタークからもらったスーツに身を包み、「親愛なる隣人」としてニューヨークの街をパトロール。しかし、ピーターは自分を一人前のヒーローと認めてくれないトニーに対しても不満なようで…?

◆ピーターを取り巻く大人1:アイアンマン/トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)
前述の通り、スパイダーマンはトニー・スタークにスカウトされ、アベンジャーズの戦いに参加。スパイダーマンの正体を見つけたその人であり、ピーターにとっても憧れの人物である。本作ではトニーに一人前と認められたい一心で無茶をして暴走するスパイダーマンのピンチに駆けつけるだけでなく、自分の力を過信していたピーターにお灸を据えるべく、「これがないとなにもできない人間に着る資格はない」とスーツを没収するなど、師弟関係を超え、父親のような一面を見せる場面も。一人前のヒーローへと成長していくスパイダーマンは、トニー・スタークの存在なしには語れない!

◆ピーターを取り巻く大人2:バルチャー/エイドリアン・トゥームス(マイケル・キートン)
本作におけるヴィラン。地球外物質を使用し、開発した巨大な翼がついた飛行アーマーで縦横無人に駆け巡るその正体は、過去にトニー・スタークに仕事を奪われたことを恨み、現在は家族を養うために武器商人として悪事に手を染めるエイドリアン・トゥームス(マイケル・キートン)。自身の悪事を暴こうとするスパイダーマンを始末するべく、“バルチャー”として立ちはだかるが、実はピーターにとっても馴染みの深いある人物の父親で─⁉︎ 単なる悪者と割り切れないしがらみがピーターを翻弄する点も、見所のひとつとなっている。

『スパイダーマン:ホームカミング』 デジタル配信中
ブルーレイ&DVDセット5,217円(税込)
発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(C)2017 Columbia Pictures Industries, Inc. and LSC Film Corporation. All Rights Reserved. | MARVEL and all related character names: (C) &™2021 MARVEL.

【『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(19)】
強敵サノスとの戦いで、師であり、父親のような存在だったアイアンマンを亡くし、ピーターだけでなく、世界中が大きな喪失感を抱えている『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界を舞台にした本作。夏休みに学校の研修旅行でヨーロッパへ行くことになったピーターは、旅行中に思いを寄せるMJ(ゼンデイヤ)に告白しようと計画していた。しかし、最初の目的地であるベネチアに着いたピーターたちは水の都を満喫するが、そこに水を操るモンスターが出現!街は大混乱に陥るが、突如現れた謎のヒーロー、ミステリオが人々の危機を救い─!?

◆ピーターを取り巻く大人3:ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)
元「S.H.I.E.L.D.」長官でアベンジャーズを影から支えてきたニック・フューリーが登場。アベンジャーズのヒーローたちが不在のなか、「エレメンタルズ」と呼ばれる自然の力を操る新たな脅威と対峙するべく、スパイダーマンにも協力を仰ぐ。しかし、研修旅行を満喫したいピーターは、彼からの電話をスルーしたり、理由をつけて断ろうとするが…?それを上回るあの手この手でピーターの先を行くニックの立ち回りに、ピーターも思わず「フューリーに夏休みを乗っ取られた」とこぼすほど…。

◆ピーターを取り巻く大人4:ミステリオ/クエンティン・ベック(ジェイク・ギレンホール)

「エレメンタルズ」の出現に颯爽と現れ、巷では「ミステリオ(=謎の男)」と呼ばれたクエンティン・ベック。別世界からきたベックは自身の故郷がエレメンタルズによって滅ぼされ、今度はピーターたちが暮らす世界にも現れたと告げる。緑の光線を手から放ち、瞬く間にエレメンタルズを鎮圧したミステリオの姿に、世界はニューヒーロー誕生と沸き立ち、アイアンマン亡き後、ヒーローの重圧に押し潰されそうになっていたピーター自身も彼こそがアイアンマンの意思を継ぐにふさわしい人物であると考えるが…!? 驚きの真実が、またひとつピーターをヒーローとして成長させるきっかけとなった。

◆ピーターを取り巻く大人5:ハッピー・ホーガン(ジョン・ファヴロー)
トニー・スタークの運転手兼ボディー・ガードであり、スパイダーマンのお目付役でもあったハッピー。前作の『スパイダーマン:ホームカミング』では、無茶をするピーターに手を焼くシーンもあったが、本作では同じようにトニーがいなくなったことで傷ついているピーターに寄り添うなどメンタル面でもサポート。アイアンマンの“鉄の意思”を継ぐ、若きヒーローのスパイダーマンにとってなくてはならない人物のひとりだ。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』 デジタル配信中
ブルーレイ&DVDセット(初回生産限定)5,217円(税込)
発売・販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
(C)2019 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. | MARVEL and all related character names: © &™2021 MARVEL.

【『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(22)】
最新作の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、前作で正体をばらされてしまい、大切な人に危険が及ぶことを恐れたピーターが、共にサノスと闘ったドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)に力を借りに行くところから物語がスタート。自分がスパイダーマンだと知られていない世界にして欲しいというピーターの頼みを聞いたストレンジは呪文を唱えるが、やがて時空が歪んでしまい――!? マルチバースが出現した世界には、サム・ライミ監督版『スパイダーマン』(2002)に登場する《グリーンゴブリン》の武器であるパンプキンボム、そして『スパイダーマン2』(2004)に登場した《ドック・オク》こと《Dr.オクタビアス》がピーターの前に立ちはだかり、これまでのスパイダーマン作品と登場人物がどのように関係してくるのかも話題となっている!

◆ピーターを取り巻く大人6:ドクター・ストレンジ/スティーヴン・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)
今回キーパーソンとなってくるのが、魔術を使うヒーロー、ドクター・ストレンジ。世界中の人々の記憶を書き換えるというとんでもない魔術は、予告編でもドクター・ストレンジが、ウォン(ベネディクト・ウォン)に「あの呪文はダメだぞ」と静止されていたほど危険なものだったようだ。

しかし、次のカットでは「時空を歪ませてしまった」と語っており、これにはSNSでも「スパイディ、相談する人間違えてる感ある」、「何度見てもやらかしストレンジの冷静さに笑ってしまう」などドクター・ストレンジの“うっかり”にクスリとしてしまう人が続出。しかし、同時に2つの人生を同時に歩み始めたピーターは、ストレンジから「このままだと危険だ……大変なことになる。どちらか一つを選ばなければ」と警告されており、ピーターは難しい選択に迫られることになりそうだ。その時、ドクター・ストレンジはどのような言葉をかけるのか?“怪しいおじさん”に振り回されがちなスパイダーマンと、新たなタッグを組むこととなるドクター・ストレンジの関係性にも注目していきたい!

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
原題:Spider-Man: No Way Home
日本公開表記:2022年1月7日(金)全国ロードショー!
監督:ジョン・ワッツ
出演:トム・ホランド、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョン・ファヴロー、ジェイコブ・バタロン、マリサ・トメイ、アルフレッド・モリーナ
(C)2021 CTMG. (C) &™2021 MARVEL. All Rights Reserved.

情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 トムホ版スパイダーマンは“おじさん”に振り回されがち…? ピーター・パーカーと彼を取り巻く大人たちの関係から これまでの軌跡を振り返る