2014年に経済審問会議に増田寛也東京大学公共政策大学院客員教授(元総務大臣・元岩手県知事)が出した資料によると、年々東京への一極集中が進み、地方では2040年の時点で20~39歳の若年女性人口が50%以上減り、1万人以下の自治体は消滅の可能性が高いとされています。雇用の問題もあり、田舎から都会へとの人口が流れる傾向に歯止めがかかる兆しはありません。


そんな中、ある『Twitter』ユーザーが次のようにツイート。






「なぜ若者は田舎に戻らないのか」って話を田舎の中高年がし始めると「都会は便利だから、娯楽いっぱいあるから」ってなって最後にはだいたい同じように「近頃の若者が軟弱になったから」って結論に収まって、田舎の環境や自分たちに問題があるんじゃないかって意見はまず出てこないのがお決まりで。


これに対して、「年寄りは何が何でも若者は駄目と言いたいから」「Uターンで村八分なんて話があるのに怖くて帰れない」といった反応があったほか、「田舎に限らず子が帰らない実家にはそういうところがある」という意見も。


別のユーザーからは、次のようなツイートも。






ついでに田舎でも普通に仕事があって余裕で暮らせるって言われたけど、車を維持しないといけないのに収入が総支給で20切りそうなのにどうやって生きて行けと


公共交通機関が整備されていない地方の場合、車の所有は必須で、収入が見合っていないとそれを維持できないという状況も、地方での生活のハードルになっていることが見てとれます。


また、ほかのユーザーからはこのようなツイートが。






都会になくて田舎にあるのって面倒臭い人間関係だけじゃん


お賃金も安い仕事もないものは無いし娯楽もない自然なんかちょっと旅行でいける距離にいくらでもある


若者にとって、地方で暮らすメリットが感じられないというのが最大の問題。政府が進めている「地方創生」でも、そういった対策に手付かずのままだと、将来の地方の人口減少は避けられないのではないでしょうか。


※画像は『Twitter』より

https://twitter.com/nachi_yanase/status/948707364076584960 [リンク]


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 地方に若者が戻ってこないのは「軟弱になったから」!? 「村八分の話があって戻れない」「人間関係が面倒くさい」といった反応集まる