マーティン・スコセッシ、J・J・エイブラムス、スティーヴン・ソダーバーグなど、多くの有名監督たちから愛され、次々と話題作に抜擢され続けている、今大ブレイク中のハリウッド俳優、アダム・ドライヴァー。


『沈黙 -サイレンス-』では若き宣教師を、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』ではダース・ベイダーを受け継ぐ新たな悪役、カイロ・レンを熱演。さらに『パターソン』では妻を愛する穏やかな詩人を演じるなど、これまで作品によって様々な顔を見せていますが、現在公開中の『ローガン・ラッキー』では劇中シーンほとんどを“真顔”で演じています。


映画監督から引退していた『オーシャンズ11』シリーズのスティーヴン・ソダーバーグ監督復帰第一弾となった『ローガン・ラッキー』。仕事を失い、家族にも見放され、失意を送るジミー(チャニング・テイタム)が、そんな状況を覆すため、弟のクライド、妹のメリー(ライリー・キーオ)を仲間に引き入れ、さらに爆弾のプロで服役中のジョー(ダニエル・クレイグ)に協力を仰ぎ、全米が夢中になる人気のカーレースNASCARのイベント開催中に、その売上金すべてを金庫から盗み出すという“前代未聞の強奪計画”を描きます。


本作でアダム・ドライヴァーが演じるのは、ジミーの弟であり、戦争で片腕を失った元軍人で冴えないバーテンダー・クライド。アダムといえば、『GIRLS/ガールズ』『パターソン』などで見せた“愛らしい笑顔”で「イケメンじゃないけどなぜか気になる男子」として、女子たちのハートをガッツリ掴んでいますが、本作ではそんな姿は一切封印。言葉数少なく、なぜかいつも真顔(?!)で、独特でマイペースすぎる空気感を放っている、妙にクセのあるキャラクターです。



前代未聞の強盗計画に挑むべく、爆弾魔・ジョーの弟であるフィッシュとサムにも力を借りようと、ローガン兄弟が二人の元を訪ね、遠くからフィッシュ&サムを見つめるクライド。



兄・ジミーと真剣に話し合っているときのクライド。



自身が営むバーに訪れた“ある女性”を意味深に(?)見つめるクライド。



強盗計画に必要不可欠な存在である、爆弾のプロ・ジョーを脱獄させるためにわざと事故を起こすが、逮捕される瞬間までもこの表情。ジミーとメリーを見つめるクライド。


何気ない日常生活を切り取ったシーンを始め、少し意味深な雰囲気漂うシーンから深刻なシーンまで、クライドは一貫して真顔で表現。強盗計画に必要不可欠な爆弾魔・ジョーを脱獄させるために、わざと事故を起こして刑務所に潜り込むなど、自分の身を挺して計画に力を貸すような一面もある、実はアツイ男にも関わらず、そんなシーンでも真顔を貫いた、アダム・ドライヴァー。


アダム本人は、ユーモラスでチャーミングな一面を持っていますが、今回劇中では、クライドの実は男気溢れるような一面から、言葉にならない苛立ちや悲しみなど、内なる感情を静かに“真顔”で全て表現しているのです。来週には『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のプロモーションのため来日するアダム。『ローガン・ラッキー』では真顔すぎるアダムの魅力を堪能しちゃいましょう!


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情報提供元: ガジェット通信
記事名:「 喜怒哀楽を全て“真顔”に込める男……アダム・ドライヴァー劇中全部同じ顔してる説