6月5日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、市川猿之助(47)が10月まで休演することを伝え、「七月大歌舞伎」の昼の部の演目『菊宴月白浪(きくのえんつきのしらなみ)』で猿之助が予定していた斧定九郎役を猿之助の“いとこ”で、俳優の香川照之こと市川中車(57)が務めることを報じた。

 5月18日に都内の自宅から救急搬送された猿之助。歌舞伎座新開場十周年「六月大歌舞伎」の昼の部『傾城反魂香(けいせいはんごんこう)』では、主役を務める市川中車と夫婦役で共演する予定だったが、猿之助の代役は中村壱太郎(32)が務めている。

 番組では、中車の経歴を「香川照之としてテレビ・映画で活躍する一方、市川中車として歌舞伎の舞台にも立つこととなった」とVTRで伝え、スタジオでは、先月14日に市川中車がスポーツ紙に「猿之助さんに『やれます』とおっしゃっていただいたので、飛び込むつもりで日々精一杯ぶつかっていくしかありません」「今回の人生だけでは年月が足りないかもしれませんが、少しは歌舞伎のにおいを出せる役者になりたい」と語ったコメントを紹介。

 これを受けMCの宮根誠司(60)は「まぁ、テレビ、ドラマ、映画の世界でこの人は超一流の方なんですけど、舞台はまた違うんですね、これはね」と言うと、猿之助が10月まで休演すると決まったことから「(今後は)中車さんが澤瀉屋をひっぱっていかないといけない。支えていけないという立場になりましたね」と語った。

 だが、香川と言えば昨年8月に一部週刊誌で“性加害”が報じられ、CMやドラマを次々と降板したことが記憶に新しい。

 ネット上では「猿之助の問題から派生して中車が息の根を吹き返すような報道は辞めるべきでは⁇」「中車……パワハラやらでメディア干されたのにしれっと宣伝しよるよなww アホちゃうか」「香川、記事だけでなく映像だしてきたテレビ干された香川を徐々にテレビ出してきてるのがキモチ悪いんだが」「性加害者の香川照之氏は、まだ表に出たらダメな人でしょ」との声もあがっており、市川中車を持ち上げる報道の仕方に違和感を覚えた視聴者も多かったようだ。

 また、猿之助の事件以降、歌舞伎の持ち上げ方がすごく、宣伝ばかりだと指摘されているミヤネ屋だが、事件の核心に触れる報道はしていない。

 そのため視聴者からは「重要なのは事件なんだよ!歌舞伎じゃない!」「『事件』の内容の詳細を伝えることなく歌舞伎について称賛する流れのワイドショーに納得できない」「2人死亡、捜査も入っている事案を契機にして、歌舞伎をこれだけ好意的に取り上げまくっているの本当に気持ち悪いな」「殺人事件起きてるかもしれないのに日テレの歌舞伎上げきしょすぎだろ」といった声も集まっていた。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 『ミヤネ屋』“猿之助の代役”香川照之アゲの放送に批判殺到「まだ表に出たらダメな人」