坂口健太郎(31)と杏(36)がW出演を務める月9ドラマ『競争の番人』(フジテレビ系)の第3話が7月25日に放送。公安が舞台のドラマであるにも関わらず、気になる事件が勃発しすぎて「もはや警察の仕事」「設定に無理がある」とツッコみが殺到している。


 同ドラマは、公正取引委員会・第六審査=通称“ダイロク”を舞台に、天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(坂口)と実直で感情のままに行動する元刑事の新人職員・白熊楓(杏)らが、不正を働く企業の隠された真実をあぶりだしていく物語。


第3話では、第1話から追っていた『ホテル天沢』の専務・天沢雲海(山本耕史・45)を中心としたウエディング費用のカルテル問題にようやく決着がついたが、決着がつくまでにあらゆる物騒な事件が勃発。


 まず、第1話では天沢らとの談合の疑いが掛かっていた『クラシカルホテル』の社長・安藤正夫(勝矢・47)が何者かに刺され意識不明の重体に。さらに第2話では、小勝負と白熊が天沢の指示を受けたホテル長・長澤俊哉(濱津隆之・40)によりホテルの書庫に監禁される。そして、今回は意識を取り戻した安藤の見舞い先でもらった“どら焼き”に毒物が混入されており、それを食べた白熊が危うく命を落とすところだった。


 その後、安藤を刺したのがカルテル絡みで自殺した豊島浩平(長谷川朝晴・50)の高校生の娘・美月(服部樹咲・16)だと判明。天沢に安藤を恨むように仕向けられての犯行であり、“どら焼き”に毒物を混入したのも天沢だと分かったのだが……。


「すべて警察が介入するような大事件なのですが、公安が舞台のドラマだからなのか警察が事件の捜査をしているような素振りはなし。美月が犯人だと分かったのも、小勝負と白熊が安藤の見舞いに来たときに、殺人未遂を犯したときと同じような恰好で美月が病室を訪れていたのを追いかけて捕まえたからですし、天沢の毒物入手経路をつかんだのもダイロクの立ち入り検査によるもの。あまりにもご都合主義&お粗末な展開に、視聴者からは『全部、警察案件だろ』『いろいろ事件が起こりすぎてカルテルとかどうでもいいよ』といったツッコみが殺到していました」(芸能ライター)


 3話にわたるカルテル問題がようやく解決したが、「カルテルのエピソードで殺人未遂出すの飛び道具で反則だよ。公取の役割がボケるじゃん」、「カルテルの一斉捜査はまだしも、殺人未遂まで使わないと相手を追い詰められないとかリアルさが欠けるね」「カルテルより毒殺未遂の方が……ホテル潰れるだろ」と、現実離れした展開に呆れた視聴者が多かったようだ。

情報提供元: Daily News Online
記事名:「 『競争の番人』事件が勃発しすぎて視聴者からツッコミ殺到「リアルさに欠ける」