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まず始めに、リップアイテムの特徴を見ていきましょう。リップペンシルや口紅、グロスやリキッドルージュなど、様々な質感・形状のものがありますね。
基本的に、硬いものほど発色が良く持ちが良い・軟らかいものほど発色が控えめで落ちやすい、と捉えるといいでしょう。なので、今のようなマスク生活であれば、硬く油分の少ないアイテムの方が、ベタつきも少なく長時間キープしやすいです。
肌や目もとをさらっとした質感で仕上げることに対して、口もとは唯一ペタッとした状態に仕上げるパーツ。常に動く部分であるため、そうでなければいけないし、アイテム的に油分も多く含まれるため、“リップメイクは取れやすい”という点は仕方のないことなのです。
取れやすいからやらない・マスクで見えない&崩れるからやらない、のではなく、こうしたリップアイテムの特徴を知って、“じゃあどういうものを使えば良いのか”を考える。これは、リップメイクに限らず他のパーツも同じですよね。
是非、マスク生活ならではのアイテム選びを楽しみましょう。
次に、自分に似合う自然な色を見つけておきましょう。
自然に見せてくれる色=ベージュ系、と思っている人も多いのですが、そういったイメージでベージュ系を選んでしまうと、どこか無機質な印象になったり、くすんで見えたり浮いて見えたり…。“自然”とは離れたイメージになってしまう可能性が。
自分に最も似合う色・自然に見せてくれる色というのは、実はもとの唇の色なんです。自分が持つ血色の色ということですね。パーソナルカラーを基準に選ぶことも大切ですが、まずは自分の唇の色を探しておきましょう。
探し方は、上唇か下唇の片方に色を試し塗りして、上下を見比べてなるべく差がないものを選びます。唇の血色が良くないという人は、もとの唇の色に似たものをベースにしてから、明るく彩度が高い色で調整すると、自然にきれいに発色させることができます。
メイクや服装、髪型に合わせてなど、リップカラーの選び方は様々です。
ここでは、顔立ちの例を挙げながら、それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、骨格・輪郭を美しく見せるためのリップカラー選びを紹介します。
このような場合は、なるべく色味のあるリップカラーを選ぶのがおすすめです。肌と同化するようなヌーディカラーやベージュ系などは、頬の面積が広く見えてしまうため、面長さが強調されてしまいます。
派手な色を選ぶということではなく、きちんと色味を感じるように仕上げると良いでしょう。
このような場合は、なるべくナチュラルなリップカラーがおすすめです。色味がはっきりしたリップメイクをすると、額の広さや顎の小ささが強調されてしまいます。
顔立ちをバランスよく仕上げたい時は、控えた方がベストです。
なかなかお直しができない時、今であればマスク下でも崩れにくいリップメイクをしたいですよね。そんな時は、口角を外して口紅を塗りましょう。
話したり動かしたり…時間が経つと気になってくるのが、口角のムラや乾燥して浮いた角質(白っぽいモロモロしたもの)。日常的に保湿・角質ケアをすることも大事ですが、なかなかそうもいかない場合は、あまり色味を主張しない自然な色を使用し、口角には塗らないという方法も対策のひとつ。
また、色持ちを良くするため、口紅を塗ったら軽くティッシュオフをしましょう。その時、唇全体に当てるのではなく、輪郭部分をそっと抑えるイメージで。立体感はきちんと残しておきましょう。
崩れにくいことを最優先にするなら、口紅は硬めでマットなものを選び、さらに上からフェイスパウダーを重ねる方法も。ティッシュを2枚にはがして唇に当て、その上からフェイスパウダーを優しく抑えるようにつけていきましょう。
ただし、ツヤ感はなくなるので、何を優先するか、です。
マスク生活により、常に見られているという感覚がなくなってしまった口もとですが、逆に、ふと見えた瞬間に印象に残りやすくなった、とも言えます。その一瞬を好印象にするかどうか。
普段は見えない部分だからこそ、常に気を遣う。そんな意識もまた、女性らしさに繋がるのではないでしょうか。