ARエンタメ企業であるGraffity株式会社は、ARアプリに必要な要素を基盤化したARアプリ開発エンジン「Envision Engine」を独自開発し、AR開発に必要な要素の基盤化と開発期間の最大50%短縮に成功したことを発表しました。

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ARアプリ開発エンジン「Envision Engine」とは?

開発の背景

Graffity社は「最短3ヶ月で“心動かす”ARエンタメ」をコンセプトに、2017年の創業以来、AR技術に特化したエンタメの企画および開発とDX化支援を手掛ける企業で、これまで累計25万ダウンロードを突破したARシューティングバトル「ペチャバト」や、グローバルに展開しているARシューティングバトル「Leap Trigger」といったARゲームの開発や運営を通じARエンタメ業界の発展に寄与しています。

複数の顧客からの依頼を受けARアプリ開発を続ける中で、Graffity社は『開発に際して機能面で共通化可能な要素がある』ことを見出し、共通の要素をまとめ、ARに関わる新規事業を迅速にするARアプリ開発エンジンとして「Envision Engine」が開発されています。

本エンジンを活用することで、AR技術を活用したコンテンツ開発の期間が最大50%短縮されることが期待できます。

「Envision Engine」の特徴

本エンジンはGraffity社が手掛けてきたARアプリ開発の知見に基づき、『ARアプリならではの開発・運営に必要な要素が基盤化されている』という特徴を有しており、いくつかの特徴的な機能が搭載されています。

クロスプラットフォーム機能

本エンジンではデバイスやOSの垣根を超えて利用可能なプラットフォームが提供されることから、iOSとAndroidでリリース日や仕様を変更するといった工数が不要となり開発期間の短縮を実現しています。

マルチプレイ機能

Graffity社の所有する特許技術が活用されているため、複数の利用者が同時にAR空間を共有できる”マルチプレイ機能”が実装されています。

Visual Positioning System(VPS)

従来のARアプリ開発では、屋内や屋外といったの場所や環境によって適切なVPSを設定する必要がありましたが、「Environ Engine」では包括してVPSが提供されます。

※VPSとは空間情報を認識して、ARコンテンツを特定の場所に表示する機能を指す

Content Management System(CMS)

本機能はユーザーにアプリのアップデートをさせずに、新たなコンテンツをアップロードする機能となっています。

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課金追加機能

iOSやAndroidのアプリ内に、課金機能を簡単に追加できる仕様となっています。

▼「Envision Engine」のマルチプレイ機能を使用して開発した「Block Buster」

「Block Buster」は究極の対戦型ARシューティングゲームで、「Envision Engine」のマルチプレイ機能を使用して開発されており、アプリ上に表示された二次元コードを他プレイヤーが読み込むというGraffity社の特許技術によりシームレスにARマルチプレイを体験することが可能となっています。

今後の展開

Graffity社では、ARゲームを開発および運営してきた知見を活かし、ARを活用した“心動かす”エンタメの企画から運用までを、スピード感を持ってワンストップでサポートしたいとしています。

まとめ

ARゲームを開発および運営を中心に事業展開しているGraffity社が、これまでの知見を活かしARアプリ開発エンジン「Envision Engine」を独自開発しています。

本エンジンにより、AR開発に必要な要素が基盤化され、開発期間を最大50%短縮することが期待されており、ARを活用した“心動かす”エンタメの企画から運用までがワンストップで提供可能となっています。

ARを活用したアプリに興味はあっても自社での開発に不安がある企業などが、このようなサポートを簡単に受けられるようになると、様々なシーンでのARの活用が増えそうだと感じるニュースですね。

ソース:プレスリリース[PR TIMES]




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情報提供元: VR Inside
記事名:「 ARアプリ開発エンジン「Envision Engine」を発表!Graffityが開発