岩谷マテリアル株式会社が展開するポリ袋「アイラップ」。食品のストックや冷凍保存、調理時にも大活躍することから、商品を使ったファンレシピがネット上では多数公開されています。

 しかし、中には「アイラップ公式レシピ」として紹介しているものも存在。アイラップ公式Xアカウントでは、これを明確に否定しており、注意喚起を行っています。

 投稿に添付されたWEBサイトのスクリーンショット画像には、「アイラップ公式 レシピ」と大々的に書かれており、下には「※※(伏せ字)で2.4万人がいいねしたアイラップ公式レシピに関する人気の投稿をチェックしよう」とあります。

 一見するとアイラップが発信しているようにも見えますが、アイラップ側は「公式=当社という認識が合っているなら、公式レシピじゃないです。違います」ときっぱり否定。本家が認知していないところで展開されていたようです。

 さらに、表示されたレシピの中には、そもそも「肝心の #アイラップ を使っていないものが多かったです」とのこと。

■ ファンレシピの一覧なのに「アイラップ公式 レシピ」

 編集部でも問題のWEBサイトについて調べてみたところ、確かに「アイラップ公式 レシピ」を掲げるページが出てきました。しかし中を見てみると、一般の方が投稿したレシピページの一覧であり「アイラップ公式」が投稿しているものではありません。

 また、アイラップが指摘するよう、中にはアイラップを使用していないものも含まれています。これではレシピを見た人が参考に出来ないですし、「公式」とある以上、アイラップ側の評判を落としてしまうケースも想定されます。

 このWEBサイトは、もともとアプリが母体のサービス。WEBサイトでも閲覧できるようになっているのは、どうやらアプリのダウンロードを促すことが目的なようです。スマホで閲覧した場合にはレシピの「もっと見る」を押すと、アプリのダウンロードページへと誘導されるようになっていました。

■ ユーザーを惑わすような真似はしてほしくない

 「とにかく公式を名乗って、ユーザーを惑わすような真似はしてほしくないですね」と、公式Xの担当者。アイラップを使った公式の料理レシピはXで公開されていますので、そちらをチェックするようにしましょう。

<記事化協力>
アイラップ【公式】(@i_wrap_official

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024030806.html
情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 ファンレシピなのに「アイラップ公式」として紹介 アイラップXアカウントが注意喚起