多くの方にとって何かと忙しいであろう通勤通学前の時間帯。飼い主さん家族がバタバタと行きかう様子を、まるで人間のような座り姿でのんびりと眺めているのはポメラニアンのちくわくんです。

 「みんな何をそんなに慌てているの?」と言わんばかりに、人の動きに合わせて顔をあっちに向けたりこっちに向けたり。なんだかちくわくんの周りだけ、時間の流れがゆっくりであるかのように錯覚してしまいます。

 朝の用意で家族がバタバタし始めると、階段の隅を定位置に、よく人間観察をしているというちくわくん。この日も飼い主さん、娘さん、息子さんの3人が階段を上り下りしており、その様子をじっくり監視していたようです。

 また、この尻もちをつく人間のような座り方も印象的。飼い主さんによると、ちくわくんは自分のことを人間だと思い込んでいる節があるようで、水をコップで飲みたがったり、ごはんをお箸からもらったりしているのだとか。

 こう聞くと、ちくわくんの行動の理由がなんとなくわかってくるような気がします。もしかすると、朝飼い主さんたちの動きを観察しているのは、自分もその輪に加わりたい、もしくは今後より人間らしくなるために、今はじっくりと行動を観察している、といったところなのかもしれません。

 その心の内はちくわくんのみぞ知るところではありますが……そのうち飼い主さん家族と共に、朝バタバタと忙しそうにするちくわくんの姿が見られたりして。それはそれで、楽しい光景かもしれませんね。

<記事化協力>
ちくわ(白ポメラニアン)さん(@chikuwa78107742

(山口弘剛)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 朝忙しそうな飼い主さん家族を人間のような座り方で観察するポメラニアンさん