最初はネズミを退治する「ワーキングキャット」として人間とともに暮らし始めた猫。しかし現代では、ネズミ退治よりも見た目の可愛らしい「愛玩動物」として人気があります。



世界で最も古くから存在していたのが「ペルシャ」猫。長毛の美しい猫ですよね。しかし古代エジプト時代から歴史に残されている猫は全て短毛の猫です。なぜ長毛の猫が誕生したかというと、諸説ありますが、何らかの遺伝子変異によって長毛になったと考えられています。



このペルシャ猫は、多くの品種の交配に使用され、現在もまだまだ猫の新しい品種が作出されています。



 

■品種改良には3つの傾向がある




新しい猫を作り出そうとする場合、主に3つの方法から選択されます。一つ目は突然変異で現れた形質に焦点を絞り、それを品種として固定するもの、2つ目はすでにある特徴的な形質同士を交配させて新しい個体を生み出すもの、3つ目は原種のリビアヤマネコとは別の、他の猫科の動物と交配させ、新たな品種を生み出す方法です。



 

■可愛いスコティッシュフォールドは品種改良で生まれた猫種






出典



1961年、スコットランドの農場の納屋で耳が折れた白い雌猫が発見されました。スージーと名付けられたその猫から、可愛い折れ耳の猫を計画的に作り出す研究が始まりました。



しかし折れ耳同士を掛け合わせて生まれた子猫は、同時に先天性疾患を持って生まれる確率が高いことがわかったのです。



もともとスコティッシュフォールドの折れ耳自体が軟骨の異常によって引き起こされているのですが、この異常が耳以外の場所に現れる「骨瘤(遺伝性骨形成異常症)」がかなり高い割合で発症します。



 

■スコの飼い主さん必見!スコ専門のセミナーを開催








品種改良で生まれた猫は、何らかの先天性疾患を伴うことが多いのですが、中でもスコティッシュを飼っている方には聞いて頂きたいセミナーがあります。



11月23日、東京の神保町で開催される猫壱セミナー。今回はこのスコティッシュに焦点を当ててセミナーを開催します。



もちろん前回同様、服部幸先生、藤倉奈美先生の講演も行いますが、矢崎先生のスコ専門セミナーはおそらく業界初の試みなのではないでしょうか。



矢崎先生に、適切なスコの飼い方や、スコのための治療法や最新のサプリメント情報を聞けるチャンスです。



セミナーの後はスコ飼いさん同士で語れるミーティングの時間も用意。みんなでスコの健康について勉強しませんか?



11月23日は服部幸先生、藤倉奈美先生の講演の後、無料の相談会も実施します。お申し込みの時に相談されたい方は「相談希望」とコメントしてくださいね。



猫と飼い主のQORを向上を目指し、猫壱では毎月セミナーを開催しています。12月は18日に開催。今までとは違う、スペシャルなセミナーも予定しています。



皆様のご参加を心よりお待ちしております。



*お申し込みはこちら
情報提供元: 猫壱
記事名:「 人工的に“可愛い”猫を作る・猫の品種ってどうやって作るの?