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ハーネスの場合は、胴体をすっぽり覆うタイプがベストですが、装着に多少の慣れが必要です。出かける直前に初めての装着では、ほとんどの猫は嫌がるでしょう。ひも状で胴体を固定するよりも、布製で胸からおなかにかけて装着するタイプがおすすめです。背中にリードを取り付けるようになってるので、猫にとっても負担は少ないです。
ハーネスの準備は、日ごろからハーネスを着用させて、部屋の中で遊ばせたり、家の周りを装着した状態で散歩させたりと、装着に慣れされることが大切です。
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相性がよさそうでも、他の飼い猫との接触はなるべく避けたほうが無難です。特にワクチン接種の経験のない猫同士は絶対に避けるべきです。
ちょっとしたくしゃみからでも病気の感染(エイズなども)がありえます。
さらに重要なのは、必ず消毒用のアルコールなどを外出では持っていくことです。これは、人間用でかまいません。指定医薬部外品のもので、外から帰ったら、必ず猫の全部の足、そして飼い主さんの両手も消毒しておきましょう。
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つい出かけ先で買えばいいと思いがちですが、猫にとって環境が変わることは好ましくありません。
したがって、自宅にある餌入れや水入れは必ず持っていくことになります。また、猫の場合は、決まった食事の時間に、思ったように餌を食べてくれないことがあるので、缶詰やおやつも持っていくほうが良いですね。日帰りで帰る場合も、2回分の餌は最低限持っていくことです。
さらに注意するのは、違う環境で餌を与える場合は、必ず量をいつもより少なめにしてください。途中で吐いてしまって体力を消耗させないように、餌は少な目でよく消化させることが重要です。
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部屋においても外でも同じことが言えますが、自宅と異なる環境では、猫は普段の倍以上の警戒心を持っています。急な動きをするもの、大きな音に過敏に反応しますので、常に飼い主さんと行動を共にし、車の移動では常に誰かが車に残って、猫を見守ってください。下痢や急に吐いても慌てずに、ちゃんと見極め、猫が落ち着いてから対処するように心がけましょう。
基本的に、猫にとって見慣れない土地は落ち着かないものです。飼い主さんは、猫と行動を共にして、いつでも抱いて大切な愛猫を守れる心がけが必要ですよ。