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胃腸の不快感から犬が床やガラスを舐める場合があります。
不快感の原因として、誤飲による胃炎、炎症性の腸症、内臓の疾患(肝機能、膵機能)、リンパ腫などが理由の可能性があります。
嘔吐を伴っていたら、摂食障害や偏った栄養バランスによるによる過食症などの欲求が理由で、床やガラスを舐めることもあります。
歯や咽頭が痛む場合も、床やガラスを舐める行動を起こすことがあります。
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)によって、水を多量に飲んだり食欲が亢進したりして、床やガラスを舐める衝動を起こす場合があります。
肝臓や膵臓などの内臓の病気は、胃の不快感を伴うという理由から舐める行動に転化します。
中枢神経の障害というとわかりにくいですが、脳の機能に直接結びつく病気が理由で床やガラスを舐める例があります。
車酔いの一時的酩酊でも、この症状が出ることもあります。
Lori Beneteau/shutterstock.com
心理的な問題が理由で、上記のように犬が床やガラスを舐める場合があります。
原因は、「ストレスや欲求不満」「不安などの代償行為」「認知障害」などです。
ストレスが食欲に結びつくのは、人間でもありますね。
これが犬の場合、床やガラスを舐める行為の理由になります。
欲求不満の理由は、運動不足やダイエット、かまってくれない、などが考えられます。
犬は賢いだけに、かまってもらえないと注目を惹く変なふるまいをして、飼い主さんに心配してもらうことがあります。
不安を抱いている犬が気を紛らわせる行為として、床やガラスを舐めることもあります。
犬は賢いだけに人のようなふるまいをします。
強迫衝動という、習慣化した行動になる場合もあります。
人間なら「癖になった」「ジンクス」と言う行動です。
高齢犬の場合、認知障害が理由で床やガラスを舐める場合があります。