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性格:従順、警戒心が強い、頭が良い
寿命:12~14歳
体重:18~27kg
体高:50~63cm
毛色:ブリンドル、ブラック
値段相場:日本では希少犬種のためペットショップ&ブリーダー不明
プロット・ハウンドはアメリカのノースカロライナ州で古くから活躍してきた狩猟犬です。
1750年にヨハネス・プロットという人物がドイツからノースカロライナへ連れてきた数頭の猟犬が起源だと言われています。
50年ほど純血を保っていましたが、1800年初頭にレパード・スポテッド・ベア・ドッグと交配をさせて狩猟能力が向上しました。1900年にはブレヴィンズハウンドやケイブルハウンドなどと交配されたと考えられています。
2006年にはアメリカンケネルクラブ(AKC)に登録されましたが、日本では現在でも非公認犬種です。そのため、日本で飼育する場合には海外から輸入をする必要があります。
プロット・ハウンドは、飼い主に従順で頭の良い犬種です。家族には愛情深く接しますが、クマやイノシシにも怯まずに立ち向かう勇敢さも持ち合わせています。
狩猟本能が強く、獲物を追跡しているときに幸せを感じる犬種です。
プロット・ハウンドと同じく、木の上に逃げた獲物を追いつめて狩りをするツリーイング・ドッグである、ツリーイング・テネシー・ブリンドルなどの狩猟犬と役割が似ています。
プロット・ハウンドは中型犬で、平均寿命は12~14年ほどです。
中型犬全体の平均寿命は13歳ほどなので、プロット・ハウンドの寿命は中型犬の中で平均的と言えます。
プロットハウンドの平均体重はオスが22~27kg、メスが18~24kgです。
プロット・ハウンドの平均体高はオスが50~63cm、メスが50~58cmです。メスの方が少しだけ小さい傾向があります。
ブリンドルの毛色はブリンドルとブラックです。
ブリンドルのパターンは、イエロー、タン、ブラウン、オレンジ、レッド、グレー、ブルーなどがあります。
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犬は体のサイズによって成長期の長さが異なります。中型犬のプロット・ハウンドは、約10~12か月かけて成犬になります。
※成犬とは身体的な成長が止まることです。
プロット・ハウンドは警戒心が強く、特に獲物の匂いを感じたときには鋭く甲高い声で鳴きます。
病名 | 時期や症状 | 治療費 |
---|---|---|
股関節形成不全 | 股関節が正常に形成されず、歩行に異常が現れる。成長期に発症することが多い。 | 約40万 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
プロット・ハウンドの成犬がかかりやすい病気病名 | 時期や症状 | 治療費 |
---|---|---|
胃捻転 | 食べたものやガスなどが胃の中で急速にたまることで胃が膨張し、ねじれてしまう病気。3歳以降の成犬に多い。 | 約15~17万円 |
※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。
プロット・ハウンドは被毛が短く暑さにもある程度対応できますが、気温が22~23度、湿度が60%を超えてきたら熱中症に注意する必要があります。
真夏の散歩は日中を避け、朝夕の涼しい時間帯に水分補給をさせながら行いましょう。
真夏以外でも熱くなりやすい車内や室内でも熱中症になることがあるので、室温には気をつけてください。
プロット・ハウンドはシングルコートで被毛も短いので、体臭がこもりにくい犬種です。
ただし、垂れた耳は通気性が悪く、汚れが溜まると臭いが発生することもあるので、こまめに掃除をしましょう。
プロット・ハウンドは、夏場以外であれば室外でも飼育できる犬種です。狩猟犬のルーツがあり運動量が多いので、屋内・屋外問わず広いスペースが必要になります。
運動能力が高いので、逃げ出さないように庭には高いフェンスを設置しましょう。
室内で飼育する場合には、中型犬用のケージやサークルを用意して、滑って関節を傷めないように床にシートなどを敷いて環境を整えましょう。
好奇心旺盛なハンター犬なので、エネルギーを発散させるためにたくさん運動させることが必須です。都会での生活には向いていません。
自立心が強くしつけに根気がいるので、犬の飼育初心者の方は他の犬種を検討した方が良いでしょう。
おもちゃやエサを取られそうになると攻撃的になることがあるので、手を出さないように注意しましょう。
子どもとも仲良くできますが、犬との接し方が分からない幼い子どもがいる家庭では、飼育が難しいかもしれません。
子犬と成犬、シニア犬では必要な栄養素やカロリーが異なるので、ドッグフードはライフステージにあった中型犬用の総合栄養食を与えましょう。活発で消化器官がデリケートな傾向があるので、消化しやすいフードを選択しましょう。
フードの種類によって給餌量は異なりますが、子犬の場合は1日摂取量を3~4回に分け、ふやかして与えます。成犬になれば基本的には1日2回与えますが、可能ならば3回に分けて与えて胃捻転の予防をしてください。
犬が食べてはいけない食べ物 | ネギ類全般(にんにく・ニラ・玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般 |
犬は避けたほうがいい食べ物 | ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず |
また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。
また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。
上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。
プロット・ハウンドはシングルコートの短毛で、抜け毛が少ない犬種です。週1回ほどラバーブラシを使ってマッサージするようにブラッシングしてください。
ブラッシングをした後は、濡れタオルなどで身体を拭いてキレイに仕上げましょう。
プロット・ハウンドは体臭が気になったらお風呂に入れてあげましょう。
ただし、お風呂の頻度が高すぎると必要な皮脂まで洗い流してしまい、皮膚が荒れる原因になります。月1~2回までを限度にシャンプーをしてあげましょう。
プロット・ハウンドは猟犬として非常に優秀で、エネルギッシュで散歩が好きな犬種です。
少なくとも1日1時間以上の、長めの散歩に連れて行きましょう。散歩にはジョギングなど駆け足の運動も取り入れると良いでしょう。
エネルギーを発散させるために、散歩以外にも野山を走らせたりドッグランなどの広い場所で運動させる必要もあります。
散歩や運動の時間が足りないとストレスが溜まってしまいます。肥満の原因にもなるので、毎日しっかり運動させてください。
プロット・ハウンドは頭が良く飼い主に従順なので、しつけを覚えるのが得意です。
しかし、狩猟犬らしく自立心が強いので、飼い主がリーダーシップを執って毅然とした態度でトレーニングをする必要があります。一緒に犬の服従訓練を受けるのも視野に入れましょう。
攻撃的な性格になってしまうこともあるので、子犬の頃に徹底して社会化をさせなければいけません。
飼い犬が“言うことを聞かないから”と感情的に怒鳴りつけたり、暴力で押さえつけようとしては「虐待」になります。
犬はトレーニングを重ねることでしつけを覚える生き物なので、根気よく繰り返し教えてください。
トイレのしつけはプロット・ハウンドの子犬を家に迎えたら、すぐに始めましょう。開始時期が遅れると、勝手に排泄場所を決めてしまい矯正するのが大変になります。
1歳以上のプロット・ハウンドにトイレのしつけをする場合も、子犬と同様の方法でトレーニングしますが、成犬は子犬に比べて排泄の頻度が少ないので子犬よりもしつけに時間がかかる傾向があります。
ただし、頭が良い犬種なのでしつけを覚えるのに苦労はしないでしょう。
多頭飼いの場合は他の犬とトイレを共有する方法がありますが、犬のストレスになるようなら個別のトイレを用意しましょう。
プロット・ハウンドはおもちゃやエサを取られそうになると、興奮して無駄吠えをすることがあります。
甲高い鳴き声のプロット・ハウンドが無駄吠えをすると近隣への迷惑になる可能性もあるので、しっかりトレーニングをしましょう。
クマなどの大型の動物の狩りも行うプロット・ハウンドに噛み癖がついていると、ケガやトラブルに発展する場合があります。
子犬の頃の甘噛みがエスカレートして噛み癖になることもあるので、甘噛みの時点でしつけをしておきましょう。
現在でも狩猟犬として活躍している、狩猟本能が強い犬種です。噛むという行動は本能的なものなので完全にやめさせることはできませんが、噛んでもよいものといけないものの区別を教えることは可能です。
歯が生え替わる時期は、しきりにものを噛もうとします。これは乳歯が抜ける前の違和感による行動で、通常は永久歯が生え揃えば落ち着くため問題ありません。
噛んでもいいおもちゃなどを与えましょう。
プロット・ハウンドは狩猟犬としての本能が強く、獲物とみなしたものに対して興奮することがあるので、コントロールするために「待て」は必ず覚えさせなければいけません。
その他にも、「待て」は病院や日常生活でも役に立つので、子犬の頃からトレーニングをしましょう。
留守番に慣れていない犬は、飼い主がいなくなると不安になって、無駄吠えをしたり暴れたりなどの問題行動を起こすことがあります。
活力があり響き渡る鳴き声のプロット・ハウンドが問題行動を起こすと、被害が大きくなるだけでなく、近隣への迷惑になる可能性もあります。
頭が良くトレーニングが得意なので、きちんとしつけを行えば留守番もこなせるようになるでしょう。
犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。
でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。
今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。
https://mofmo.jp/article/19619