猫同士くっつく理由

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猫を多頭飼いしていると、「猫同士がぴったりくっついている”猫団子”の姿がとてもかわいい!」という話を見聞きしたことはありませんか?

猫同士がくっついて気持ちよさそうに寝ていたり、同じポーズをしていたり、ごはんを一緒に分け合って食べている姿などをみると心がとても癒されますよね。

でも、単独行動でいつもマイペースを好む猫が、どうして猫同士でくっつくのでしょうか?考えられる理由を見てみましょう。

猫同士がくっついて寝る理由

猫は子猫時代、常に母猫や兄弟猫と体を密着させて過ごしています。子猫はまだ自立する前なので、誰かとくっついていることで安心感が得られるため、くっついているのではないかと言われています。

成猫に成長してから仲間の猫同士でくっついて過ごしたり、飼い主さんと密着して寝たがるのは寒さ対策と思われます。猫は特に寒さを苦手とする動物ですので、温かい体温に密着したがるのは自然なことと言えるでしょう。

しかし、猫同士もしくは飼い主さんと体を密着させてお腹を上にした仰向けで寝ているのは、信頼している人にしかみせないサインです。このようなポーズを見せてくっついて寝ているときは、猫が安心しきって外敵に襲われる心配がない無防備な状態と言えるでしょう。

猫同士がフードを分け合って食べている理由

猫がくっついているだけでなく、一緒にフードを分け合って食べているときもあります。

子猫時代の猫は、ほかの兄弟猫と母猫のおっぱいを分け合いながら成長していきますが、成猫になった野生の猫がほかの猫に捕まえた獲物を分けてあげたり、一緒に協力して獲物を捕るようなことはありません。

つまり、猫同士でフードを分け合って食べているのは、ペットとして飼われている飼い猫だけに見られる光景と言えるでしょう。毎日たっぷりのフードを必ずもらえるという環境が整っているゆえに、フードを一緒に分け合って食べることができるのです。

猫同士が同じポーズをする理由

猫だけに限らず、動物同士が相手と同じポーズをしたり、飼い猫が飼い主さんのマネをして同じポーズをすることがあります。このように同じポーズをすることには、”わたしたちは、あなたの仲間だよ~”という意味があるようです。

多頭飼いをしている猫同士でこのような行動が見られる場合は、相手の猫と上手にやっていきたい行動のあらわれです。

仲良しの猫同士が見せるサインとは?

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猫ブームに伴い、猫を多頭飼いする方も近年増えています。しかし、猫同士の仲が悪いと同じ空間で生活することにストレスを感じ、体調を崩してしまうことがあります。

そのため、猫の相性が悪い場合は、別の部屋で飼育したり、新入りの猫をケージで飼育するなどの工夫が必要となってきます。ですから、飼い主さんは猫同士の仲が良いかどうかをしっかりと見極める必要があるでしょう。

では、猫同士の仲の良さはどのように見極めることができるのでしょうか?仲良しの猫同士が見せるサインをいくつかご紹介しましょう。

サイン①お互いの毛づくろいをし合っている

猫同士の仲が良いサインのひとつに、毛づくろいをしているかどうかという点が挙げられます。

毛づくろいは成猫が子猫にすることが多い行動ですが、子猫から成猫に毛づくろいをすることはあまりありません。ですから、先住猫が新入り猫に毛づくろいをしていたら、先住猫が新入り猫を仲間として認めたサインと言えます。

猫同士が毛づくろいをし合うことには、お互いが自分のにおいがするので安心することや、手の届きにくいところを毛づくろいしてもらえるので清潔さが維持できるなど、たくさんのメリットが得られます。

サイン②一緒に寝ている

猫はとても警戒心の強い動物なので、相手の前で眠ることはもちろん、一緒に寝ることもしません。

ですから、猫同士が一緒に寝る姿を見ることができたら、猫同士が仲良しであるサインとして受け止めることができるでしょう。

上記でも触れましたが、特に寒い時期は、猫はお互いの体をくっつけて暖をとったり、一緒に寝ることで寒さをしのぐことがあります。猫同士を一緒に寝かせたいと考えているなら、寒い時期がチャンスかもしれませんね。

サイン③一緒にじゃれ合っている

猫同士の仲がよければ、一緒にじゃれ合いをします。一見、噛みついているように見えたり、猫パンチをしていたり喧嘩をしているように見えることもありますが、ただじゃれ合って遊んでいるだけの仲良しのサインです。

仲良し同士の猫の場合、血が出るまで噛みついたり、猫パンチをするようなことはしませんので、そのままじゃれさせてあげましょう。

特に子猫の場合、じゃれ合うことで社会性を身に着けることができますし、新入り猫と先住猫も上下関係を決める上で必要不可欠な行動と言われています。

じゃれ合いの姿を見て心配になる飼い主さんもいますが、下手に止めにはいると逆にケガをしてしまうこともありますので気を付けましょう。

サイン④体をこすりつけ合っている

仲良しの猫同士であれば、お互いに体をこすりつけ合って、自分のにおいを相手の猫につけます。なぜなら、体をこすりつけ合うことで、お互いから自分のにおいがして、安心感が得られるからです。

猫が飼い主さんに甘えてくるときも、体をこすりつけてきますが、同じ意味があると考えられています。

サイン⑤しっぽをピンと立てて近づいてくる

猫は、飼い主さんに甘えたいとき尻尾をピンと立てて近づいてくることがありますが、これは甘えのサインです。同じように猫同士がしっぽを立てて近づいてくるなら、お互いが友好的関係であることのサインです。

これは、子猫時代に母猫が子猫のお尻の周りを舐めて、排泄を促していた名残と言われています。ですから猫のしっぽがピンと立っている場合やピンと立てたしっぽの先が曲がっている場合は、猫同士が仲良いと言えます。

一方、尻尾を水平にして相手に近づいている場合は、相手の様子を見ています。また、しっぽを左右に振ったり、しっぽの毛を逆立たせていたり、しっぽを後ろ足の間に隠している場合は、友好的な関係ではありません。

サイン⑥鼻をくっつけてあいさつをしている

猫同士が、鼻を近づけ合ってにおいを嗅いでる行動は、通称”猫のあいさつ”と呼ばれています。

相手の猫の鼻のにおいを嗅ぐ行動は、敵対心をもっていないことのあらわれです。つまり、親しい猫同士が見せる行動です。相手に興味が全くない場合は、鼻キスをせずに無視します。

サイン⑦トイレを共有している

猫はとてもキレイ好きな性格をしていることで知られていますが、トイレに関しては神経質とも言えるほどこだわりをもっています。

猫を多頭飼いしている場合、トイレの数は猫の頭数+1つが猫のトイレの理想的な数と言われています。しかし、猫を何頭飼っているかもよりますが、理想的な数だけトイレの数を設置することが難しい家庭もあることでしょう。

猫をよく観察してみると、相性の良い猫同士は同じトイレを使うようになり、多頭飼いの中にグループができることもあります。たくさんの猫を飼育しているなら、トイレの使い方をよく観察することで、猫同士の相性や個性を見極めることができるでしょう。

全部で7つのサインをみてきました。このほかにも猫同士の相性が良いと、対等に走り回ったり、組み合い方が対等など、見ていると心が癒されるような行動をしてくれます。

一方、相性が悪いと本気の威嚇や喧嘩をするため、雰囲気が悪くなります。また、喧嘩は血を流すほど強いものもあり、いつもケガが絶えない場合もあります。そうなると飼い主さんにとっては、とてもツライ状況ですよね。ですから、多頭飼いをする際には、猫同士の相性とても重要と言えます。

猫同士の相性が悪い理由とは?

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では、猫同士の相性が悪いのはなぜでしょうか?それには次のような理由が考えられます。

お互い初対面だから

どの猫でも、初対面の場合お互いを探り合っているため警戒しています。もちろん、猫同士の相性が根本的に悪いケースもあります。

飼い主の行動の影響

特にオス猫の場合、去勢手術をしていないと縄張り争いをするため、相性が悪くなります。

また、飼い主さんが先住猫を優先しないと、新参猫が優位になってしまい猫同士の関係の悪化につながります。

一時的に仲が悪いこともある

去勢や避妊などの手術で病院から帰宅したばかりの猫は、神経質になっています。安静でいたいため、ほかの猫に威嚇などの行動をして、猫同士の相性が一時的に悪くなることがあります。

またトリミングサロンから帰宅した猫も、嗅いだことのないよそ者のにおいがするために、一時的に相性が悪くなることもあります。


情報提供元: mofmo
記事名:「 猫同士くっついているのには理由があった!仲良しの猫同士が見せるサインとは