はじめに

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わたしたち人間が昼夜逆転してしまうことがあるように、犬も昼夜逆転しまうことがあります。

特に犬の場合、昼間はぐっすり眠っていて夜になると遊びに誘ってきたり、夜鳴きをしたりなどわたしたち人間の生活スタイルを崩したり、近所迷惑にもつながる行動をしてきたりすることがあるので、どんなに可愛い愛犬でも困ってしまいます。さらに、昼夜逆転している愛犬の健康状態も心配です。

では、犬が昼夜逆転してしまう理由とは何なのでしょうか?どのように対策をすればよいのでしょうか?この記事では昼夜逆転の原因や対策方法について解説していきます。

犬が昼夜逆転してしまう原因とは?

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犬が昼夜逆転してしまう原因には、次の4つが考えられます。

病気

犬が昼夜逆転してしまう原因のひとつに、病気の疑いがあります。見た目は健康そうでも、関節炎などは横になっていても痛みを感じることがあります。また膿皮症などの強い痛みを伴う病気を患っていると、痛みのゆえによる眠れないことがあります。

ですから、もし愛犬が昼夜逆転してしまっているならまずは病気の可能性を疑ってみましょう。また普段から愛犬の様子をよくチェックするようにしましょう。

飼い主さんの生活リズムの影響

飼い主さんの仕事などの都合で生活リズムが昼夜逆転していると、一緒に生活している愛犬も昼夜逆転の生活リズムになってしまうことがあります。

また昼間は寝かせておき、夜になると飼い主さんの都合で散歩に出かけたり、一緒に遊んだりしているなら、必然的に昼夜逆転してしまいます。飼い主さんにもそれなりの事情があると思いますが、犬の健康のためには昼夜逆転の生活リズムはよくありません。

もし飼い主さん自身が生活リズムを変えることができないのであれば、夜になったら愛犬を別の部屋で静かに寝かせるなどして通常の生活リズムを整えてあげましょう。

寝床が居心地悪い

昼夜逆転してしまう別の理由は、夜寝る場所の環境が悪いことが考えられます。愛犬が何度も寝床で体勢を変えたり、寝床以外の場所で寝ていたりするなら、寝床に問題があるのかもしれません。

寝床のクッションが体に合っていない、汚れている、テレビなど騒音がうるさくで眠れない、人気がなくて寂しいなどさまざま理由が考えられます。愛犬が昼夜逆転した生活リズムをしているなら、寝床やその環境を一度見直してみましょう。

認知症

犬も人間同様、高齢になると認知症を発症するリスクが高まります。認知症にはさまざまな症状があらわれますが、その中のひとつに昼夜逆転が挙げられます。それで高齢の犬が昼夜逆転してしまったら、認知症を発症している疑いがあります。

認知症は一度発症してしまうと、基本的に完治することはありません。症状の進行の早さは、飼育している環境やストレスの有無などの影響で変わってくるため、ゆっくり進行するケースもあれば、急激に悪化するケースもあります。

認知症は昼夜逆転に加えて、次のような症状も発症します。



  • 同じ場所を何度もグルグルと回る。
  • 夜鳴きをする。
  • トイレ以外の場所で粗相を何度も繰り返す。
  • 攻撃性が増す。
  • ウロウロと歩き回る。


昼夜逆転とこれらの症状が並行してあらわれているなら認知症の疑いがありますので、動物病院を早めに受診されることをおすすめします。

また、認知症はその症状に合わせて環境を整え、上手に向き合っていくことで進行を遅らせることが可能です。かかりつけの獣医師さんに相談してみましょう。

犬が寝る前に大騒ぎする理由とは?

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飼い主さんが寝ようとすると愛犬が急に興奮して暴れだして大人しく寝てくれない・・などの経験をしたことはありませんか?飼い主さんが寝る準備をしていると興奮して鳴いたり、飼い主さんが寝た後はキュンキュン、クンクンなどとまるで夜鳴きのように騒いだりする子もいます。

なぜ犬は、飼い主さんが寝る前に大騒ぎをするなど昼夜逆転したような行動をみせるのでしょうか?それには5つの理由が考えられます。

理由①寝床を作る名残が残っているから

野生時代に暮らしていた犬の先祖は、寝る前になると寝床を確保するために巣穴の中を掘ることを毎晩の習慣としていました。現在ペットとして飼育されている犬にもこの行動が本能として残されており、寝る前になると布団を掘ったり、興奮したりなどの行動をみせることがあります。

この行動には、快適に眠れることができるよう、安心して寝る場所を自分自身で確保するという目的があります。個体差もありますが、ペットとして飼われている子の中には、寝る前に寝床を作っているときに飼い主さんが声をかけたりすることで、嬉しくなり興奮して暴れだす子もいるようです。

理由②安全を確認したいから

野生時代外で生活していた犬は、常に周囲には敵がいました。寝ている時は一番無防備な状態になるため、寝る前に寝床の周りの安全を確認することはとても大切でした。

野生の犬は、自分の寝床の周りに害虫や蛇などの天敵がいないかどうかを確認するために、寝床の周りをグルグルとまわって再確認していましたが、飼い犬も寝る前に部屋の周りをまるで偵察するかのように回りながら確認することがあります。

飼い主さんにとっては愛犬の行動が異常に見えることがあるかもしれませんが、犬にとっては本能で行っている行動のひとつです。

理由③飼い主さんが寝ないから

飼い主さんの行動は、一緒に生活している愛犬に大きな影響を与えます。飼い主さんが愛犬に大人しく眠って欲しい!と思っても、飼い主さん自身が夜中まで起きてバタバタと動いているなら、愛犬は”飼い主さんと遊んでもらえるのでは?”と勘違いをし、興奮して眠れなくなってしまいます。

愛犬に夜しっかり寝てもらいたいと願うなら、飼い主さん自身もその時間に一緒に寝るように努力しましょう。そうすることで愛犬も安心し、飼い主さんと一緒に朝までぐっすり寝てくれることでしょう。

理由④運動不足によるストレスが溜まっているから

犬は毎日の散歩や運動、遊びなどでストレスを発散したり、飼い主さんとのコミュニケーションを楽しんだりしています。しかし普段から運動不足だったり、飼い主さんに構ってもらえる時間が少なかったりするなら、ストレスはたまる一方です。

最終的にその溜まったストレスを発散させるために、夜寝る直前に興奮して暴れて訴えてくることがあります。愛犬が夜になっても寝てくれないなら、毎日の散歩や運動などの時間を確保できているかどうかを今一度確認してみましょう。

理由⑤飼い主さんに構ってもらいたいから

犬は人間が大好きで、特に飼い主さんに対してはいつでも構ってもらいたいと思っています。そんな犬が夜になると自分だけゲージに入れられてしまい、飼い主さんとその家族が別の部屋にいってしまうと、寂しさと構って欲しいという思いから鳴きだすことがあります。

夜中の間もずっと鳴いているなら飼い主さんの睡眠妨害になるだけでなく、近所迷惑にもつながります。愛犬が夜鳴きをするなら、夜鳴き対策をしてしっかりしつけることが飼い主さんには求められます。


情報提供元: mofmo
記事名:「 愛犬が昼夜逆転してしまった!その原因と対策法とは?