猫が偉そうにしているのはなぜ?

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猫って偉そうなイメージがありますよね。実際に猫が偉そうにしている姿を見たことがある人は多いかもしれません。実際にそのように接してくることもよくありますよね。この偉そうな態度が原因で猫が嫌だという人もいるようです。

しかし猫好きの人たちにとっては逆です。その猫の偉そうな態度も含めて、猫の行動やしぐさを可愛らしいと感じています。猫の人間っぽくて憎めない態度が好きなのです。

そもそも、どうして猫は偉そうに見えるのでしょうか。猫は実際に不遜な気持ちをもっているのでしょうか?それともそのように見えるだけなのでしょうか?今回は猫が偉そうに見える理由をご紹介したいと思います。

猫はいつも偉そうにしている?

どんな動物も偉そうに見える場面はあるものです。それでも猫だけが偉そうなイメージを持たれています。どうしてでしょうか。

それは人間の感覚が関係しているのでしょう。わたしたちは偉そうな態度をとる相手に敏感です。そのような態度に接したときに「自分が見下されている」と不快感を持つからです。

猫が偉そうに見える根本原因とは?

私たちが猫を偉そうだと感じるのは、実際に猫が私たちを見下しているだけが原因ではないでしょう。どちらかと言うと、人間が高慢になったときの態度と猫の態度が似ているからです。

根本原因は猫の人間っぽい仕草や見た目にあります。それらが偉そうに見えるのです。では、実際にどのような態度が偉そうに見えるのでしょうか?次にその点をご紹介したいと思います。

猫が偉そうに見える10の理由

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猫が偉そうに見えるのにはいくつかの理由があります。人間のことを見下している場合もありますし、ただ偉そうに見えるだけの場合もあります。

これから猫が偉そうに見える10の理由を取り上げて見ていきましょう。

①マイペースだから

猫はマイペースな生き物です。猫の行動基準は自分自身です。他の動物や飼い主のことがあまり考慮されていないことが多いです。それが良さでもあり、偉そうに見える理由にもなります。

私たちも猫に振り回されることがあるのではないでしょうか?普段は呼んでもなかなか近寄って来てくれないかもしれません。それが、お腹が空いたときや何か要求があるときには猫撫で声で擦り寄ってきたりします。また気まぐれにも「撫でてよ」と言わんばかりに近寄ってくることもあるでしょう。

そんな猫のマイペースさを見ると「偉そうだな……」と思わず感じてしまうのでしょう。

②主従関係がないから

飼い主と猫の関係はどんなものなのでしょうか?飼い主と猫は主従関係を築くことができません。それが原因で偉そうに見えることがあるようです。

飼い主と動物の関係には主従関係が生まれるものが多いようです。群れで行動する習性がある動物には上下関係があり、リーダーが存在します。

もともと上下関係の習慣を持っている動物と上手に関係を築くことができるなら、飼い主をリーダーだと思わせることが出来ます。主従関係が出来ると、物事が非常にスムーズに進むようになります。ペットは飼い主を信頼し、命令をよく聞くからです。

わたしたちは猫に同じ主従関係を求めることがあります。しかし、猫とは主従関係になることは難しいのです。猫は本来単独で生活してきた動物です。ですから誰かと主従関係になる必要性を感じていません。生まれながらにそのような習性がありますから、これは仕方のないことです。

このことを飼い主が理解していないと、猫のことを偉そうだと勘違いしやすいのですね。「自分に従ってくれるはずなのに、自分の猫はそうしてくれない!!なんて偉そうなんだ!!」と感じるわけです。

③単独行動が好きだから

猫は単独行動が好きです。それゆえに偉そうに見えることがあります。

前の項目でも説明したように、猫はもともと単独で行動する習性があります。誰かに頼るのではなく、自分で決定し行動するのです。この習性は猫をマイペースに見せるものともなりますし、時には偉そうに見える要因ともなります。どうしてでしょうか?

私たち人間は一緒に行動したり、協力したりすることをとても重要視します。文化によっても差はありますが、特に日本人はそれを好む傾向にあるかもしれませんね。

ですから集団行動をしない人を嫌う傾向があるかもしれません。単独行動を好む人を「他の人に頼る必要を感じていない人」とみなして「偉そう」だと思うのです。

猫に対してもそのような感情が働くのかもしれませんね。もちろん、強くそのように感じているわけでもないかもしれません。それでも単独行動を見たときに「なんだか偉そうだな~」とふと感じてしまうのかもしれませんね。

④犬と比べるから

猫が偉そうに思えるのは比べる対象があるからでしょう。猫との比較対象になるのはたいて犬です。どうして犬と比べることが多いのでしょうか?それはわたしたちにとってペットと言えば「犬か猫」だからでしょう。

犬と猫はペットとして最もポピュラーな存在です。ペットを飼っている人は多いでしょう。そしてそのほとんどが犬もしくは猫を飼育しています。ペットとして考える時に、自然と比較対象が犬になるのは無理のないことです。

前の項目でも触れましたが、犬は主従関係を築くことができる動物です。犬は飼い主に従順で、飼い主の命令を求めます。それに対し猫はそうではありません。飼い主と対等の関係を築こうとしますし、マイペースを貫きます。飼い主の中で犬との関係がスタンダードになっているなら、自然と「猫は偉そう」と感じてしまうのかもしれません。

猫と犬は習性がもともと異なります。ですから、同じペットでも違った尺度で飼育してあげてくださいね。

⑤高い所が好きだから

猫が偉そうに見えるのは、猫が高い所を好むからかもしれません。「見下す」という言葉があるように、「偉そうな態度」と「高さ」には関係があるようですね。

私たちは上から見下ろされると、「見下されている」「偉そうな態度をとっている」と感じてしまうものです。見下されていると感じるのは、相手の心の状態だけでなく物理的な状態も関係してきます。

高い所から見下ろされると、自然と見下されているように感じます。これは人間の文化も関係しているでしょう。「上座」という考え方があります。偉い人は上(奥)に座るものなのです。また自分の立場が下であることを示す場合も、物理的に下手にでることが多いはずです。頭を下にしたり、腰を低くしたりするのです。

このような文化の影響で、高い所に座っている相手を「偉そうだな」と感じてしまうのですね。当然猫は人間の文化を知りません。ですから自分の好みに合わせます。高い所が好きな猫はよく高い場所に上り、そこから飼い主を見下ろすことがあるでしょう。

猫が人間を下に見ているかどうかは関係ありません。ただ高い所が好きですし、身軽なので簡単に高い場所に上ってしまえるのです。その場所でくつろぐことも多いはずです。

飼い主が近くを通ると、自然と飼い主を見下ろすことがあるでしょう。見下ろされた飼い主はどう感じるでしょうか?反射的に「偉そう」と思うのです。


情報提供元: mofmo
記事名:「 猫が偉そうにしているのはなぜ?猫が偉そうに見える10の理由から徹底解説!