猫を子猫の時から飼ったことのある方は、足からよじ登ってこられたという経験があるのではないでしょうか。「よいしょ!よいしょ!」と登ってくるところから始まり、あっという間に「スタスタスタ!」とよじ登れるようになってしまう、まるで『天才クライマー?』などと思ってしまいます。

ではそんなねこちゃん、どのような理由から飼い主さんによじ登ってくるのでしょうか。また、飼い主さん以外にどのようなものによじ登るのでしょうか。わんちゃんはよじ登ることをしないのに、どうしてねこちゃんはよじ登ることができるのでしょうか。などについてまとめてみました。

ねこちゃんが飼い主によじ登る理由

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愛情表現

ほとんどの理由が飼い主さんに対する愛情表現といえます。例えば、仕事や何かの理由で一日中、家を留守にして帰った時や、台所で何か料理を作っている時、洗濯物を干している時、ソファーでくつろいでいる時などシチュエーションは様々ですが、飼い主さんによじ登ってきて愛情表現をしてきます。では、よじ登ったねこちゃんはそこでどのようなことをしてきますか?

頭突きをしてくる

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ねこちゃんは足から登ってきて顔近くまできて、頭突きをしてきませんか?猫の頭突きに込められた意味の一つには愛情表現というものがあります。「大好きです」とか「大切です」などと言ってきているようです。信頼している相手だからこそ無防備に頭を近づけて「スリスリ」としてくるのです。

またその「スリスリ」している最中にねこちゃんは自分の匂いをつけてマーキングしているようです。猫の額の両側や唇の両側、顎の下には匂いを分泌する臭腺というものがあり、対象のものに臭腺をこすりつけることによって自分のものであるということを主張しているのです。外出から帰ってきた飼い主さんに頻繁に頭突きをするようならば、外で飼い主さんが愛猫の気に入らないなんらかの匂いをつけてきたので、匂いを付け直しているのでしょう。

そしてさらにグイグイと押し付けてくるような頭突きなら「撫でて」とか、「抱っこして」、「ご飯ちょうだい!」などのおねだりが甘えに加えられている可能性があります。飼い主さんとねこちゃんの関係ができてくると何を要求しているのかが次第にわかってきますのでバランスを取りながら要求に応えてあげると信頼関係が築けるでしょう。

また、ねこちゃんの頭突きは相手のことを優位に見ているという意味があります。ですから飼い主さんに対しての頭突きは飼い主さんが自分より立場が上だとみなしているということになります。普段きちんとお世話をしてあげていることを感謝しているのではないでしょうか。

ゴロゴロと喉を鳴らしてくる

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飼い主さんの足元からよじ登ってきた子猫ちゃんは「ゴロゴロ」と喉を鳴らしていますか? ねこちゃんが喉を鳴らすのは生後二日目からといわれています。生まれたばかりの子猫は聴覚や視覚が発達していないため親子でゴロゴロと喉を鳴らしてコミュニケーションをとっているといわれています。そして猫の日常で最も多く聞かれるゴロゴロは、『幸福・満足のゴロゴロ』です。愛猫が心から安心してリラックスしている時やお腹いっぱいで満足している時など自分の幸せ感を伝えるために「ゴロゴロ」と喉を鳴らしているのかもしれません。

以下の動画は「わんぱーく岡山の保護猫」ちゃんの動画です。ブログによるとこの日が『正真正銘の初めまして』と書かれていました。推定5歳の金太郎くんです。

「ニャー」と言ってよじ登ってきたかと思ったら「ゴロゴロ ゴロゴロ」とびっくりするくらいの甘えん坊です。初対面でこんなに甘えられたらメロメロになってしまいますよね。かわいい〜!





また、猫の通常のゴロゴロ音の周波数は25〜150Hz(ヘルツ)とある研究では報告されています。しかしなんらかの要求時に聞かれるゴロゴロの周波数は220~250Hzと高音になるそうです。人間の赤ちゃんがかん高い声で泣いている時にはおむつの交換をして欲しかったり、ミルクが欲しかったりとなんらかの要求があったりするのと同じように、ねこちゃんもなんらかの要求があるのかもしれません。いつもよりゴロゴロ音が高めだと感じたら、少し観察して優しく対応してあげてください。

ねこちゃんの通常のゴロゴロ音には癒し効果があるといわれていて、私たち人間のメンタル面で効果を上げてくれています。もし、飼い主さんに時間があり、少しまったりしていたいと思うのならねこちゃんのゴロゴロ音に耳を傾けてみるのも良いかもしれません。愛猫ちゃんがセラピーキャットとしてあなたを癒してくれるかもしれませんよ。

舐めてくる

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ねこちゃんは基本、信頼している人や猫でなければ舐めてきません。ですから足元からよじ登ってきて飼い主さんを舐めてくるのならそれは飼い主さんを『仲間として認識』しているからといえます。特に一匹で飼われているねこちゃんなら猫たちと舐めあうことがないので、飼い主さんが母親であり兄弟といえるのかもしれません。

また、飼い主さんがいつもと違う匂いがしたりすると、舐めることによって自分の匂いをつけてくることもあります。「ちょっと! ちょっと! 何この匂い! くちゃい! くちゃい!」といった感じでしょうか。とにかくねこちゃんは自分だけの飼い主さんであってほしいという愛情表現といえるでしょう。

また、飼い主さんを毛づくろい(グルーミング)をしてあげているつもりもあります。飼い主さんは全身が毛で覆われているわけではありませんので、髪の毛をグルーミングしてくれるねこちゃんもいます。本来は猫同士でするものなのですが、飼い主さんに対する仲間意識や信頼の証としてねこちゃんが積極的に行ってくれている愛情表現なのでしょう。

次の動画を見るとお分かりですが、パソコンに向かっている飼い主さんに対する愛情表現に加えて、「遊んでアピール!」や「構ってアピール!」がプラスされています。一生懸命さがよく伝わってきますね。



実はこの飼い主さん、パソコンで仕事しているように見せかけてパソコンのカメラで愛猫の「よじ登りアピール!」を撮影しているようです。きっと日常生活で常日頃からこのようにせがまれているのでしょうね。

飼い主さんによじ登ってきて、頭突きをしたり、喉をゴロゴロと鳴らしたり、ぺろぺろと舐めてくるのは飼い主さんに対する愛情表現であり、『甘えたい』、『なにかを要求している』、『リラックスしたい』、『構ってもらいたい』などの現れといえるでしょう。「飼い主さんによじ登る」という行動で始まることによって、より必死感が伝わってきます。

超! ダイレクトにお腹すいた〜!

しかし、飼い主さんによじ登ってきて、頭突きをしたり、喉をゴロゴロと鳴らしたり、ぺろぺろと舐めてくる「そんなめんどくさいことなんてやってられない」というお腹すいたねこちゃんもいます。



飼い主さんによじ登っている理由がとても分かりやすいねこちゃんですね。

などなど、ねこちゃんが飼い主さんによじ登ってくる理由は飼い主さんに対する愛情表現であっり、構ってアピールやお腹すいたアピールなどがあるようですね。

どうしても洗い物が見たいねこちゃん

飼い主さんの肩の上から食器洗いを見たいというねこちゃんもいるようです。



食器洗いを見るだけでは気がすまない……どうしても手伝いたくなってしまう、こんなねこちゃんもいるようです。台所によじ登って本気出して手伝っています。



あまりにヒートアップしたお手伝いで台所が大惨事になっていますが、なんと心の広い飼い主さんなのでしょう。


情報提供元: mofmo
記事名:「 まるで忍者!?猫が飼い主の肩によじ登るのはどうしてなのでしょうか?