美術教師のお庭での出会い

獣医師の冷静な忠告

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「獣医さんに見せるとこの子はとても弱っているからあまり情を移さないように言われたの。この子は瞼がなくて、治療に時間がかかるからって理由だったみたい」とハンナさん。
出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/Inky-the-cat-with-no-eyelids

こちらが保護された当初のインキーです。
手のひらに乗るほどの小さな体のインキーですが、ぱっと見では瞼が無い状態で生まれて来たとは想像もつきません。
しかし、のちにその事実が鮮明になって来るのです。

誰が何と言おうとも

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獣医の忠告に反し、ハンナさんはインキーを家族に迎える決意をしました。その日からインキーの目を守ることに力を注ぐことになったのです。
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猫の飼育経験がある方ならば一目で違いがわかるかもしれませんが、瞼のある猫の目は人間で言うと二重瞼のようにひだがあり、そのひだがあるからこそ目を閉じることができます。
しかしインキーがしっかりと目を見開いた状態ではそのひだが全く無いことがこの画像だとよくわかります。
目を完全に閉じることのできないインキーはドライアイになったりしないのか気になりますね。

問題はたくさんあるけど...

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月日は流れインキーの両目には角膜炎と形成不全があること、そして寄り目だったことが明らかになりました。
「彼の抱える症状は将来失明の可能性もあるわ。普通より眼球も小さいし。でもちゃん見えてるし見た目も健常な猫とそんなに変わりないのよ」とハンナさん。
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あらあら随分と成長しましたね。
確かにハンナさんがおっしゃる通り見た目にはさほど違和感はありません。
そして視力も完全な状態ではないながらもちゃんと見えているのは幸いです。
しかしいつの日か来るかもしれない光を失う日。
ハンナさんにとっては心が痛いところでしょうが、きっと彼女ならどんなインキーでも受け入れて大切にしてくれるはずです。

心の友との出会い

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目に問題を抱えていてもインキーは他と違うとは思っていません。そしてなにより親友の犬の存在が彼の心の支えなのです。2年前に迎えられた犬のジャスパーはとても優しく物静かでインキーとの共存も問題なく、それどころか大親友となったのです。
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こちらがインキーの心の友だというジャスパーです。
ジャスパーも怪我をした状態で放浪犬として保護されハンナさんの家族の一員となったのだそう。
お揃いのブルーの蝶ネクタイがとってもお似合いでかわいらしいですね。
それにしても2匹はどのようにして絆を深めて行ったのでしょうか。

偉大なるジャスパー

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出会った時から2匹は仲良しになりました。寝る時もママの後を追う時もいつも一緒で、ジャスパーはインキーを見守り心を開くお手伝いをしてくれるのです。
「ジャスパーはインキーに自信をつけてさせてくれてるわ。彼の穏やかさがシャイなインキーをリラックスさせてくれてるの」とハンナさん。
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仲睦まじく身を寄せ合うインキーとジャスパー。
きっと2匹は出会うべくして出会ったのでしょうね。
その証拠に2匹のいるその空間には穏やかで優しい時間が流れているようです。

当初は引っ込み思案だったというインキーにはジャスパーのようなどっしりと構えてくれる存在が頼もしく、自分も見習いたいと思える憧れの存在なのかもしれませんね。
親友がいつもそばにいてくれて助けてくれるって本当にありがたいことですよね。

家族がいるからきっと乗り越えられる

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インキーの闘病はまだまだ続いており、健康を維持するためのセラピーや治療が必要ですが、ハンナさんは彼のために挑戦し続けます。そしてその傍らにはいつも親友のジャスパーがいて励ましてくれているのです。
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人も動物も一人ぼっちでは生きていけません。
ましてや困難に立ち向かっている時、そばで助けてくれたり応援してくれたりする相棒という存在は大きな力を与えてくれます。
闘い続けるインキーにとってジャスパーは戦友のような役目を果たしてくれているのかもしれませんね。
そして頼もしいハンナママがいればこのチームは完璧です。

例え光を失う日が来ても、ママとジャスパーがいればきっとインキーは乗り越えられることでしょう。

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情報提供元: mofmo
記事名:「 目に問題を抱えた子猫。心を開き自信を持てるようになった影には大親友の存在があった