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長きに渡りケージに閉じ込められていたアライグマ。これではただの飼い殺しに過ぎません。しかもその目的が剥製とは、元飼い主には強い憤りを感じます。
マキシーンさんはこれまでに200頭以上のアライグマを育てて来た経験があったのですが、そんな彼女でもそのアライグマは攻撃的だと聞いたことから今回は最悪のケースになるのではと懸念していました。出典:https://www.thedodo.com/albino-rescue-raccoon-cuddles-love-2064625340.html
しかし、サンクチュアリーに到着したアライグマは狂暴な一面を見せません。それどころか悲しそうで怯えてとても不健康な状態だったのだそう。
「この子は糞尿にまみれて体中にはノミが繁殖していました。窮屈なケージに押し込まれ、掃除もしてもらわなかったのでしょう。お腹周りの被毛はオシッコ焼けだらけだったんです」
アライグマが到着した時の様子をそう話すマキシーンさん。
病気や怪我で苦しんでいる動物は警戒心が強くなりがちです。攻撃的だったのはこのアライグマがこれまで人間に酷い扱いを受け、数々の痛みや苦しみに耐えて来たゆえではないのでしょうか。
「その頃私はプライベートで色々問題を抱えていて、それでふとアライグマのそばに座って考え事をしていたんです。すると、彼女が私のそばにそっと近づいて来て、私のにおいをかぎ始めたんです。そして小さな手を私の手の上に重ねてくれたんです」出典:https://www.thedodo.com/albino-rescue-raccoon-cuddles-love-2064625340.html
奇跡的なその一瞬のことをマキシーンさんはそう振り返ります。
「彼女は攻撃的どころか今まで出会って来たアライグマの中でも一番やさしいアライグマだったということに気付いたんです」
環境というものは動物の精神状態に多大な影響を与えるものです。例えば保健所に収容された犬達などは保健所内では威嚇したり、噛みついてきたりととても譲渡に向かないと思われた子達でも、保健所を出て健全な環境に置かれると、その精神状態は激変することもよくあることです。
きっとこのアライグマもサンクチュアリーの素晴らしい環境とやさしい女性の元で心を開いてくれたのでしょう。
そして二人は...