湯原温泉といえば、非常に有名な温泉地。旅行作家であり温泉評論家の「野口冬人」氏が諸国露天風呂番付という番付を作った際に「西の横綱」として位置づけられたほどの温泉が湧いている地。一度は行ってみたいものです。その中でも、高級な旅館として非常に有名な「八景」さんに訪れたお客さんの口コミへの書き込みから、この論争は始まっておりました。

クレーム対応

クレームの対応というものはそもそもとてもストレスフルなものです。お客の怒りをまともに受けるわけですから。もちろん、それを通じてお客さん(ファン)になってもらったりすることもある大切なお仕事ですが、もしも常識も話も通じないモンスタークレーマーにぶつかってしまったら、多大なストレスを感じざるを得ないでしょう。

静かなる大激怒

初めての経験

先ず、到着し呼び鈴を何度鳴らすも誰も出てこない。フロント裏で長電話・・・。次に、夕食時のカニ鍋の余りの少なさにがっかりしました。また、食事の席に(私達70過ぎの夫婦と妹)女将が来て妹に「お母さん・・・」と声を掛けたので、 妹がショックを受けました。 間違いについては問題ないのですが夫が女将に注意したところ「本当のことを言っただけ」と開き直る・・・。翌日のチェックアウトまで、 他の客には愛想よく接しているにも関わらず私達へは目を背け無視状態。楽しい温泉旅行が台無しでした。今後湯原温泉に行くことは無いでしょう。

この文面だけ見ると、お客様のご意見はとても真っ当のように思えます。

湯原温泉景 ~50種類以上の野菜が味わえる料理のお宿~からの返信

返信日:2020/02/06

けんちゃん さま

この度はご宿泊ありがとうございました。

けんちゃん さま御一行の スタッフを馬鹿にするような態度、

「所詮岡山人なんてこんなもん」という、 差別的な発言をはじめとする

数々のお言葉(これ以上は文面に出すことはできません)。 特に

お客さまがコーヒーをお楽しみいただくテーブルに スリッパをはいたまま足を置く、 という

こんな大変失礼なお客さまは、私共も初めてでございます。

また、お料理につきまして、

お客様がお選びいただいたのは冬得キャンペーンという、 破格でカニ鍋をお楽しみいただくものになっております。 通常のカニコースをお選びいただいてましたら お一人さま一杯ずつのフルコースです。

女将はなにも間違っておりません。 「ほかのお客様のご迷惑になっている」

それは紛れもなく本当の事でございます。

楽しいお食事・時間を過ごされている周りのお客さまが 旅館・スタッフの人格を侮辱するようなお言葉を聞いたら・・・

周りで自分がくつろぐテーブルに 足を置かれたら・・・

周りのお客さまはどのようなお気持ちであったか、

私共は大変胸が痛いです。

そもそも旅館業に働く者を小馬鹿にするような姿勢は たとえ田舎の旅館であろうとも我慢できるものではありません。

客さまがどれほど自己中心的であるか、

ご理解いただけますでしょうか。

そんなお方とは、 私共もお付き合いする気は今後一切ございませんので、

ご安心くださいませ。 稚拙で脚色された文章、

ご丁寧にありがとうございました。

八景

こちらの文面も見てみると、どちらが正しいことを言っているのか、そしてどちらが嘘をついているのかは全く分からなくなります。が、しかしもしも旅館側の意見が本当だとすると、非常に迷惑でマナーのなっていない客のよう。とても静かに、しかし本物の怒りを感じます。ガンジーでも助走つけて...っていう懐かしいフレーズを思い出します。

source:湯原温泉 八景

Twitterの反応

お客様が本当にそのような人物であったかは置いておいて、確かに机の上に足を乗せる70代がもし実在したらと思うと恐ろしいです。

湯婆婆も怒ってエネルギー弾を打つレベル。

その場にいて一部始終を見ていない限り、真相はわかりません。しかし、クレーマーというのは話を盛ったり作ったりして、得をしてしまおう(世間を味方につけようというパターンもある)という考えの人もいるのかもしれません。日本人はマナーが良いと言われたりしますが、こういう話を聞くたびに背筋が凍ります。

画像掲載元:写真AC

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 とある宿がお客に対して大激怒、その衝撃の理由とは・・・