今回の数式の問題は計算をして答えを出すものではありません。指定された答えが出てくるような数式を作る問題です。画像の中には、9枚のカードが置かれています。「9」という数字が描かれているカードが4枚と、「+」「-」「×」「÷」「=」という記号が描かれた5枚のカードです。これらのカードを使って、答えが100になる数式をつくって下さい。ただし、5個の記号の中には使わない記号も含まれています。


数式を作るのは意外と難しい...。


指定された数字が答えになるような数式を作るのは意外と難しいものです。この種類の問題を簡単にクリアできてしまう人には、数的なセンスが備わっているといえるのではないでしょうか。


さて、画像の中に描かれている記号の中には使わないものが含まれています。最初に、使わない記号をお教えしましょう。数字「9」は記号ではないので、4枚のカードをすべて使います。「9」のカード4枚をどのように使って数式をつくると答えが「100」になるのでしょうか。


使わない記号は、「-」と「×」です。使わない記号がわかると、数式も作りやすくなるかもしれません。



「9」のカードを2枚並べると「99」という数字が出来上がります。


試しに「9」と描かれたカードを2枚並べてみましょう。この並べ方をすると「99」という数字になります。残っているカードは、「9」と描かれたカード2枚と、「÷」「+」「=」という記号が描かれたカードです。「99」と残りのカードで、答えが「100」になる数式を作ることができるでしょうか。



「99」という数字を使って答えが「100」になる数式というと...。


「99+1=100」ですね。しかし、残っているカードの中には「1」という数字は見当たりません。


残っているカードで答えが「1」となる数式をつくることはできないでしょうか。



残っているカードは、「9」「9」「÷」の3枚です。


確かに「1」というカードはありませんが、「9÷9」という数式の答えは「1」になりますね。


ということは...。


もしかして答えが「100」になる数式ができたのではないでしょうか。



答えです。


「99+9÷9=」という数式を計算すると、答えが「100」になります。「9÷9+99=」という数式を計算しても答えは「100」になります。



「5+3=」という数式の答えを聞かれたら簡単に「8」と答えることができますが、答えが「8」になる数式を作りなさいと言われると、答えは無数にあるのに答えられない人が大勢います。頭の中で、数字や記号がくるくると回りますね。もしかしたら数的なセンスを持っている人は、一瞬で答えを出してしまうことができるのでしょうか。


数式の問題には、計算をして答えを出すものの他に、数式自体を作るという問題もあります。また、「パズルの記事」一覧 の中には、数式以外の問題もたくさんあります。

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 数的センスがあるかわかるかも?「9」を4個使って答えが100になる数式を作る問題!