今年も冬のコミックマーケット(通称:冬コミ=コミケ)が開幕しました。コミケといえば年々規模を大きくしていき、今ではオタクと呼ばれる人たちだけではなくゲームやアニメに興味がない人でも知ることになった世界最大の同人誌即売会として知られています。そんな中、10年以上前にコミケを出禁になった印刷業者が話題になっています。


コミケを出禁になった伝説の印刷業者




茨城県龍ヶ崎市にあった「木内印刷」いえば既に廃業されている印刷業者なのですが、コミケのために同人誌の印刷を依頼するときに昔から要注意だと言われてました。あまりにも酷い文字化けを起こしたり、期日に間に合わないのは日常茶飯事だったそうです。それにしても酷い文字化け・・・いったいどうすればこんな誤植になるのでしょうか。むしろちょっと笑えるレベルですね。


同人誌が出来るまで


どうしてこのような事態になってしまうのか、コミケを知らない人には何がなんだかわからないと思うので流れを説明します。




  1. 作家さんがマンガや小説を描く(書く)

  2. 印刷業者に依頼する

  3. コミケに間に合うように搬入をお願いする

  4. コミケで販売する



という流れになるのですが、この印刷業者はまさにピンキリで価格が高くて信頼性の高い業者から安さに特化した業者まで多種多様です。その中でもトップレベルの安さを誇っていたという「木内印刷」、つまり安さで使って失敗する人が多かったわけです。




ついにコミケ運営から出禁を言い渡される




2008年「木内印刷」はコミケの運営会社から出入り禁止の通達を受けます。


搬入企業登録料はお支払いいただいておりません


コミケは大量の同人誌を扱うため印刷業者の直接搬入を認めているのですが、登録制になっているため未登録の印刷業者は直接コミケの会場に印刷物を搬入することは認められておりません。「木内印刷」は登録業者だったのですが、搬入企業登録料の未払いが続いたため出入り禁止の処置をとられてしまいました。


引用:https://www.comiket.co.jp/info-c/C75/AboutKiuchi.html


乱丁落丁期限破りに加えて搬入企業登録料未払いという前代未聞の問題を起こしてしまった「木内印刷」なのですが、実は筆者も一度お世話になったことがあります。友人が依頼した同人誌が届かず、レンタカーで新宿の上落合から茨城の龍ケ崎市まで同人誌の束を取りに行くという罰ゲームのような仕打ちを受けました。


ただ、既に廃業されている「木内印刷」の名誉のためにお伝えしておきますが企業規模の割にキャパオーバーだったのかも知れません・・・対応してくれたおじさんは腰の低い優しい人でしたし、その時に出来上がっていた「新機動戦記ガンダムW」の同人誌は特に問題もなくお値段以上だったことを覚えています。今考えるとレンタカー代で結果マイナスでしたけど。


実際にコミケで出展しているサークルさんにとっては死活問題だと思うのですが、こんな(いい意味で)適当な印刷業者さんがあってもいいんじゃないかと思ったりもする次第です。


コミケといえば思い出すのがあのジャニーズタレントのそっくりさんコスプレですが、今年も彼の姿を見られるのを楽しみにしております。


画像掲載元:写真AC

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 コミケを出禁になった伝説の印刷業者、木内印刷がなぜか今ごろ話題に