東日本大震災から13年あまり。多くの地域では災害の傷跡は薄れていますが、福島第一原発付近は今でも事故が色濃く残っています。そんな中、一部の活動家が汚染水と呼ぶ「処理水」を海洋放出して9ヶ月経ちましたが、当然のことながら何も問題は発生しておりません。しかし、まるで「問題でも起きたかのように報道」するメディアに対し。一部から批判の声が上がっています。

海水からトリチウム検出……これをタイトルにする悪意

多くの方が指摘していますが、共同通信の記事で「海水からトリチウム検出 原発処理水放出口付近」というものがあります。実はこれ「1リットル当たり13ベクレルの放射性物質トリチウムを検出」ということなのですが、WHOの飲料水基準だと1万ベクレル以下でOKなんですよ……それをたった13ベクレルで見出しにするわけです。

以前の海洋放出の際にも似たようなタイトルで批判されていましたが……。

見出しに疑問、これはどう考えてもおかしいだろ……

どう考えても問題のある見出しを見た方々は、かなりお怒りの様子……

・何なの?このタイトル?WHOの飲料水基準の約1000分の1トリチウムしか検出されなかったんだろ?
・これ「海水から塩分検出!」というのと同程度なんだが。
・元からトリチウムは海水に含まれてるし、飲料水の基準以下なら何も問題無いだろ?何を言いたいのだ?
・この見出し悪意ありませんか
・基準値の13/10000って何か問題あるのだろうか?

本当に悪意のある見出しですが、おそらく炎上に寄って閲覧数を稼ぐことは可能でしょう。ただ何回でもいいますけれど、炎上によるPVなんて一時的なものでしかないですからね。

海洋放出開始時にも一部の新聞でムチャクチャなとんでも理論を用いた批判がされていましたが、政権批判のために福島第一原発や震災を利用するのは本当に辞めてほしいと心から願っています。日本人として、それから東日本大震災の被災者としても。

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 「海水からトリチウム検出」という悪意報道をする意味とは……「見出し詐欺」「風評加害者」